阪神の新人左腕、桐敷の「まっスラ」は武器になる

阪神の新人左腕、桐敷の「まっスラ」は武器になる

阪神の新人左腕、桐敷の「まっスラ」は武器になる

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 ◇オープン戦 阪神3-1楽天(2022年3月6日 甲子園)
 阪神の新人左腕、桐敷拓馬の直球の多くは「まっスラ」だった。まっすぐとスライダーを合わせた俗語だ。直球がナチュラルにスライドした。
 これは武器になる。打者は直球と見て、打ちにいくと小さく鋭く曲がる。左投手のまっスラは特に右打者に有効で、内角球は詰まる。
 かつて、まっスラの威力を示した好例が左腕・間柴茂有だ。日本ハム当時の1981(昭和56)年、15勝無敗で優勝に貢献した。15連勝は2013年、田中将大(楽天)が24連勝するまで、長くプロ野球記録だった。
 当時ロッテで対戦していた落合博満が引退後、テレビ番組で「いい当たりをすればファウル。中に入れようとすると詰まってサードゴロ」と手を焼いた話をしていた。
 その間柴も勝てるようになったのは初の2けた勝利をあげた80年からだった。コーチ・植村義信からフォークを教わり、まっスラを生かせるようになった。同じくまっスラ左腕の遠山昭治(奬志=阪神)もシュートを覚え、幅が広がった。
 まっスラ左腕は左打者を苦手にする場合が多い。危ないのは内角直球がスライドし、甘く入る場合である。その点でスタメンに左打者6人が並んだ、この日の楽天打線は格好の試金石だった。
 結果は4回を内野安打1本で無失点の好投。何より光ったのは、左打者内角へのツーシーム(シュート)である。
 たとえば、1回表2死、4番・島内宏明への初球、内角ツーシームで空振りを奪った。2回表先頭、辰己涼介へ1ボールからの2球目も同じ球で、踏み込んで打ちにきたが、切れ込んできた球にバットを止め、後方へのけぞった。ハーフスイングの空振りだった。
 同じツーシームは右打者の外角にも使った。田中和基(2回表)、和田恋(4回表)、追い込んでから投じ、ともに遊ゴロに切っている。
 本人はまっスラについて「力んでスライドしていた。修正したい」と話したそうだが、くせ球として生かす投球を心がければいい。特に右打者内角への切れ味はほしい。
 ツーシームに加え、フォークもある。速球は140キロ台中盤で剛速球はないが、特徴的なまっスラを生かす球をすでに備えている。プロで通用する投球だと直感する。
 試合前、冷たい雨が降った甲子園球場には日がさし、陽炎(かげろう)が立っていた。明るい兆しである。 =敬称略= (編集委員)


制球力と外へのスライダーは良いかなあと思うけど、ストレートがどうなんだろう。矢野が先発を任せたとしても物足りなさは無いと言っているのでそれを信じるしかないかあ。

【内田雅也の追球】阪神の新人左腕、桐敷の「まっスラ」は武器になる― スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/03/07/kiji/20220307s00001173095000c.html 


【内田雅也の追球】阪神の新人左腕、桐敷の「まっスラ」は武器になる― スポニチ Sponichi Annex 野球  https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/03/07/kiji/20220307s00001173095000c.html 
ほほぅ🤭🐯
桐敷君はいわゆる真っスラを持ってるのか?
これはたしかに大きな武器になるね🙂🐯


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