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パラ五輪除外のロシア選手が怒りの投稿「インチキ」「我々は罪を犯していない」「明らかな政治的理由で出場停止処分を受けている」
現地3月2日にロシア、ベラルーシ選手が中立の立場で参加できると発表していたIPCは、3日に急転直下で両国の出場停止を発表した。各国のパラリンピック委員会(NPC)がボイコットを示唆するなど、大会の実施が懸念されるなかでの決定だったが、措置の対象となった選手からは不満の声が漏れだしているようだ。
そのひとりに、2014年ソチ、18年平昌大会のアルペンスキーで金メダルを獲得している、アレクセイ・ブガエフ(ロシア)がいる。5日の公式インスタグラムでは、メモアプリのスクリーンショットを4枚にかけて掲載し、「この決定が発表されたときは衝撃だった」と一選手として心境を明かした。
さらにそのなかでは、IPCの対応について「いま、メダル候補である完全にクリーンな選手たちが、明らかな政治的理由で出場停止処分を受けている」と苦言を呈しており、「明らかな反ロシアであり、この国際的なオリンピズムはすべてインチキだ!」と言及。その後も次のように怒りを綴っている。
「いかにIPCが非道徳的、非人道的で矛盾しているかの話はいくらでもできる。ただ、この決定に関わったすべての方に言いたい。多くの選手やコーチ、スタッフが積み上げた長年の努力を台無しにしたと、彼らは理解しているのだろうか」
投稿の終盤にも「我々は罪を犯していない」と嘆きを綴ったブガエフ。一方、スポーツ界全体ではロシア追放の動きが活発化しており、この問題をめぐる論争は今後も続いていきそうだ。
THE DIGEST 3/6(日) 18:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/76030db78a44a37078694ef3a65453c592321e94