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阪神・藤浪大荒れ5失点 4回で100球「得点圏やピンチが多かったので疲れました」
阪神・藤浪晋太郎投手が5日の楽天戦(甲子園)に先発登板。4回7安打2四球5失点と大荒れの内容に終わり、開幕ローテ入りへのアピールには失敗した。
初回から泥沼にはまりこんだ。小深田と鈴木に連打を浴びて無死一、二塁とされると、続く山崎剛の投犠打を藤浪がファンブルし、あっという間に無死満塁。次打者・渡辺佳の一ゴロを捕球したマルテは本塁封殺を狙ったが、間に合わずにセーフ。守備のミスも重なり早々に先制点を献上した。
なおも無死満塁。背番号19は悪い流れを断ち切ることができず、銀次へ中前適時打、小郷に押し出し四球を許し、この回だけで3失点。次打者・安田からこの日最初のアウトを奪うまで、36球を費やす最悪の立ち上がりとなってしまった。
3回にも3本の長短打を浴び、2点を失った藤浪は4回限りで交代。「相手に気持ちよく振られたというか、相手のリズムで打たせてしまった。(次は)もう少し精度良く投げられるようにと思いますし、いろいろ球種を使うなり工夫していきたい。得点圏やピンチが多かったので疲れました」とこの日の100球を振り返り、課題を口にした。
散々な結果に終わってしまった藤浪だが、矢野監督は「全体的に見れば悪くなかったと思う。ボール自体がすごく悪いということはない。全体的にバランスもしっかりしていたし、いい面で考えれば球数も投げることができた」と内容を重視した上で評価。今後も開幕ローテ候補の一人として状態を見極めていく考えを示唆した。