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日本ハム・新庄監督が投入した劇薬の〝副作用〟か!? 期待の若手が次々故障の不安
東スポWeb
ビッグボスも我慢のしどころだ(東スポWeb)
ビッグボスこと日本ハム・新庄剛志監督(50)「最初の試練」に直面している。本拠地・札幌ドームでのオープン戦では、周囲を「あっ」と言わせる采配を振ってみたりと注目度は相変わらずだが、その裏では自身が投入した〝劇薬〟の副作用でナインたちに異変が起きているという。チームの窮地を開幕までに脱することができるのか。正念場といえそうだ。
話題沸騰となっている「新庄マジック」を続けながらチームに勢いをつけたい日本ハムだが、気がかりなのが、ここにきて期待の若手が次々と故障により戦線離脱を余儀なくされていること。
先月25日の沖縄・名護での走塁練習中にチームの主砲候補だった野村佑希内野手(21)が左足首を捻挫。現在、二軍施設のある千葉・鎌ケ谷でリハビリ調整を行っている。さらに2日のヤクルト戦では俊足の五十幡亮汰外野手(23)が試合途中に腰の張りを訴え、そのまま札幌市内の病院に直行した。現時点で野村、五十幡のケガは軽症のようで、開幕までにはスタメン復帰する可能性は高い。ただ、シーズン開幕まで残り3週間の中、チームの屋台骨を支える2人の不在は気になるところだ。
新庄監督は五十幡について「(腰に)違和感があったみたい。大丈夫かもしれないけど、俺はそういうところ大丈夫じゃないから。やっぱりみんな(試合に)出たいし。向こうが『ちょっと…』と言う前にこっちが代える。そういう世界ですよ」と故障者についての持論を、強い口調で話している。
ビッグボスは昨秋の監督就任直後から「ケガをしてしまったらプロ野球選手じゃない」と故障する選手には厳しい姿勢を貫いている。それでも、春季キャンプでは若手を中心に選手個々が指揮官へのアピールを込め、早朝から夜遅くまで練習に明け暮れた。本職ではないポジションを守らされても黙々と技術向上に励んでいる。そうした選手の蓄積疲労や反動が出始めるのがこの時期。新庄監督も複雑な胸中のはずだ。
ただ、強いチームになるためにはこうした試練や壁はつきもの。特に日本ハムは昨年まで「12球団で最もキャンプの練習量が少ない球団」と言われていた。そんなチームの意識改革と練習量不足は解消しつつある。新庄監督が次々と投入した劇薬の〝副作用〟をナインたちが克服し、あとは「成果」がいつ出るか。ビッグボスもここは我慢のしどころだろう。
相次ぐ主力の離脱に不安が募る中、指揮官が描く新布陣は果たして開幕までに整うのか。もともと手薄な選手層ということもあり、開幕ダッシュは難しいかもしれないが…。指揮官の采配とともに注目が集まっている。
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