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JAL機内食がキャラ弁に！
各航空会社の機内食に今後期待！
新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今。最後に飛行機を利用したのはいつになるか、記憶がおぼろげな人も決して珍しくはず。
そんな中、ツイッター上では「日本航空」（JAL）の神対応に、称賛の声が寄せられていたのをご存知だろうか。
■提供された機内食に驚き…！
JALの試みに注目が集まった切っ掛けは、デザイナーのいまがわさんが1月に投稿した一件のツイート。
こちらの投稿には飛行機内で撮影したと思しき写真が一枚添えられており、本文には「JALの子供用機内食が神すぎて、親が食べたいやつだった」と、何やら意味深なフレーズがつづられていたではないか。
一体どんなメニューなのか…と写真を見ると、いまがわさんの興奮具合に思わず納得。そこにはキリンや犬など、カラフルでかわいらしい動物たちをモチーフにした、食べるのが勿体ないほどクオリティの高い料理がズラリと並んでいたのである。
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■「子供になりたい！」と興奮の声
いまがわさんは「対応も神すぎて心が浄化された…もっと塩対応してくれていいのに」ともつづっており、JALの対応にいたく感動した様子。
なんとも魅力的な機内食の姿を捉えた件のツイートは4日時点で1万件以上ものRTを記録しており、他のユーザーからは「素敵なキャラ弁だなぁ「めっちゃかわいいやん。絶対、子供喜ぶわ！」「JALのホスピタリティーは本当に最高なんですよ」「早く子供になりたい…」「コロナが収束したら、JALを使わせて頂きます！」」といった具合に、称賛の声が相次いでいた。
果たして、JALではいつ頃からどのような経緯で、こちらの神対応を実施しているのだろうか。JALの広報担当に詳しい話を聞いてみると、日本が世界に誇る「おもてなし」と「キャラ弁文化」の融合した、じつに興味深いエピソードが明らかになったのだ。
■JAL、そこまでやるのか…！
ドイツでデザイナー業に勤しみつつ、趣味でドイツ生活や育児の漫画を執筆しているいまがわさんは、日本からドイツに向かう際、4歳の息子用に「チャイルドミール」を頼んだところ、件のメニューが提供されたという。
そこで、JALの機内食およびチャイルドミールの歴史について同社に尋ねたところ、機内食のケータリング業務は現在「JAL ロイヤルケータリング社」が行なっており、こちらの提供は1995年よりスタートしたことが判明。
大人でも思わずときめいてしまうチャイルドミール誕生の背景については、「お子様にも飛行中のお食事を楽しんで頂きたいと思い、お子様の食べやすい食材やメニューを盛り込んだメニューを導入することに致しました」という、粋な回答が見られたのだった。
なお、今回大きく話題となった「キャラ弁メインディッシュ」の提供が始まったのは2014年4月からのことで、担当者は「それまで提供していたメニューもお子様向けではあったものの、よりお子様に喜んで頂けるチャイルドミールを提供したいと思い、子育て世代のママ社員を中心にメニューを開発し、採用に至りました」と、補足している。
件の機内食が多くのユーザーのハートを射止めたのは、やはり「想像上の親子」を対象にしたのでなく、「現役お母さん」たちの生の声や意見を反映させたことが大きいだろう。
■メニューのバリエーションも凄かった
現在提供されているチャイルドミールのメニューを聞くと、「キリンのハヤシライスの他に、ひよこのカレーライス、くまのコックさんカレーライスをターム毎に変更して提供しております」「見た目をかわいく、栄養バランスも考え、楽しくお食事してもらえるようにしました」という回答が見られ、子供たちを「楽しませる」ための工夫に、いかに力を入れていることが伺える。
長時間のフライト時の「おやつ」として食べられるよう、個放送のお菓子や、スティックケーキなども完備しているという。
また、今回チャイルドミールが大いに注目を集めた件については「この度、当社便ご利用のお客様のSNS 投稿により、当社のチャイルドミールが注目されていることを大変嬉しく思っております」「当該チャイルドミールは、ケータリング会社のスタッフがお客様に喜んで頂きたい一心で、一つ一つ丁寧に調理しております。ぜひ機内でかわいらしい見た目と味わいを、お子様とご一緒にお楽しみください」という粋なコメントを寄せてくれた。
搭乗客の満足度を第一に考え、企業努力を怠らないこうした姿勢こそ、JALが多くのユーザーに愛され続ける証左に他ならないだろう。
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