元阪神・平野恵一、台湾でのコーチ業は「東日本大震災の恩返し」 決断の理由明かす

元阪神・平野恵一、台湾でのコーチ業は「東日本大震災の恩返し」 決断の理由明かす

元阪神・平野恵一、台湾でのコーチ業は「東日本大震災の恩返し」 決断の理由明かす

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昨季まで阪神のコーチ、今季は台湾・中信兄弟の1軍打撃、内野統轄を務める

 オリックスと阪神でプレーした平野恵一氏が、今季から台湾プロ野球・中信兄弟の1軍打撃・内野統轄コーチを務める。すでに2月25日に台湾入りしており、チーム合流も間近。そんな中球団の公式YouTubeに登場し、中信と契約した理由は「台湾への恩返し」だと明らかにした。

 平野氏は「大家好(こんにちは)」と中国語を披露、さらに「中信兄弟の2季連続優勝に、選手のレベルアップに全力で取り組みたい。林監督の熱烈なオファーに、何とか力になりたいとやってまいりました」と意気込みを語った。中信の林威助監督は、阪神時代のチームメート。その縁が台湾に向かう第一のきっかけだ。

 ただ、それだけが理由ではない。平野氏は2011年3月11日の、東日本大震災当時を振り返り「日本人は感謝の気持ちを忘れてはいけない。台湾の皆さんから200億円の義援金、400トンの援助物資、震災の翌日に、世界のどこよりも早く救助隊を派遣してくださったことに感謝したいと思います」と口にした。

 その上で「自分も恩返しができないのかな、なにか日本と台湾の架け橋、力になれないかと日々考えていたところにコーチというオファー、受けさせていただくことに決めました」と、決断のもう一つの理由を明かしている。

 平野氏は2001年ドラフト自由枠で東海大からオリックス入り、2008年に阪神に移籍し2012年までプレー、その後オリックスに戻り2015年限りで現役を退いた。二遊間、外野の守備を高いレベルでこなし、通算1260試合に出場し1184安打、打率.279。引退後は昨季まで阪神でコーチを務めていた。



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