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【芸能】アンガ田中が出川化!嫌われ芸人の好感度が上がるときに必要な要素
3/2(水) 6:04配信
女性自身
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アンガールズ・田中卓志(46)の冠番組『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)が4月からスタートすると発表された。
番組はお笑い教育バラエティとのことだが、注目すべきは番組よりもMCである田中の近年の活躍ぶりだ。
田中といえばもともと独特な動作や見た目、そこから醸し出される発言や雰囲気から“キモキャラ”として長くバラエティで活躍してきた。そんな彼が最近、キモキャラから脱却。《能力が高いからこそ出来ること》《人柄がいい》《何気に三高》などなど、多くの視聴者から好感度の高いコメントが集まっているのだ。
芸能界にはいつも“キモキャラ枠”が存在してきた。少し上の世代では出川哲朗(58)や江頭2:50(56)などがいたが、不思議と彼らはあるとき急に好感度が上昇。出川は今や愛されキャラに。江頭は多くの人を励ます全力芸人として、それぞれ活躍している。
田中に限らずこうした世間の評価が反転するとき、いったい何が起きているのか。コラムニストのおおしまりえさんは「3つの要素が絡んでいる」と分析する。以下、その理由について語ってもらったーー。
■芸としてのキモさを貫く
「キモい」といわれるキャラで人気を集める芸人さんの多くは皆さんも知っての通り、ある程度そのキャラを演じています。視聴者はこうした誇張や演技を分かりつつ楽しんでいるわけです。
ただ彼らにはたとえ人気が出ても若手枠から抜け出しても、キモいと言われる芸を続ける“強い一貫性”があります。
いわゆるひな壇芸人にはキャラや押出しポイントを柔軟に変えるタイプと、1つのキャラを定打ち出し続けるタイプがいます。
後者の場合、続ければ続けるほどそのキャラには磨きがかかります。観る側の接触回数も増加し、どこかのタイミングで「キモいけどいい!」といった好感につながるのかもしれません。
垣間見える人柄のよさ
嫌われることで人気を博すタイプの芸人さんが、あるとき急に好感度が上がる。その現象に欠かせないのは従来のネガティブ要素に加え、相反するポジティブな要素が見えることです。
たとえば人柄の良さや誠実さ、真面目さなどです。そうした側面が垣間見えると、もともとの印象がネガティブであるほど人の好感度は反転しやすいといわれています。
これはヤンキーが動物やお年寄りに優しいと、好感度が上がるのと仕組みは同じ。キモい系芸人といったネガティブなキャラ付けから始まったタイプの芸人さんも、何かをキッカケに人間的な良さが感じられると好感度もオセロのようにパタパタとひっくり返るのです。
田中さんは、それがココ数年の間に起こっているのかもしれません。
■誰かを攻撃しない優しさ
そうした2つの要素と合わせて、好感度が上がる上で絶対的に必要な要素があります。それは今の時代らしいかもしれませんが、「誰かを攻撃しない」「誰かを不快にさせない」といった“人としての優しさ”の要素です。
出川さんも江頭さんも田中さんも何かしらキモいと言われる表現はありましたが、基本的に誰かを攻撃したり陥れたりといった“人間的な不快感”を生じるようなことはしていません。
“クリーンな表現”ともいえる取り組みは、長い目で見ると当人の好感度にも大きく寄与するのではと考えます。
■今後好感度が反転するか……微妙なラインはクロちゃん
こうしてみると、キモいとか嫌われる系の芸人さんもなかなか苦労が多そうだ……と思えます。そんななかでこれから好感度がアップするかどうか微妙なラインにいる芸人さんといえば、個人的には安田大サーカスのクロちゃん(45)かなと思っています。
ただしクロちゃんは現時点で“ゲスさ”をウリにしていますが、同時に人柄からはズルさやダラシなさも垣間見えます。それが芸なのか素なのかはわかりませんが、いい人要素が足りない感じは否めません。そこが今後の課題といえるでしょう。
こうしてみると、必ず必要なのがテレビで売れるための要素についてまわる「いい人」という看板。皆さんは、必要だと思いますか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba4a8652dd37ddc524acd3709772104eeaf6a193