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日本ハム・林ヘッドが解説する「新庄プラン」の意図 新庄ビッグボス宿舎自室で前代未聞“高みの見物”
デイリースポーツ
試合を眺める新庄ビッグボス
「オープン戦、日本ハム0-5DeNA」(26日、タピックスタジアム名護)
指揮官がベンチにいない!?前代未聞のオープン戦初戦を迎えた。日本ハム・新庄剛志ビッグボス(50)は序盤を監督室で観戦。さらに試合途中に隣接する宿舎に戻り、最上階の自室から双眼鏡で高みの見物。完封負けを喫した選手には約30メートルの坂道ダッシュ15回の罰走まで科した。
試合直後のインスタグラムには、やはり最上階から撮影した罰走する選手の動画を添付。「試合に出てない選手も連帯責任で走らせる」と絵文字を添付してつづってみせた。
これでいいのか?いいんです!12月に自身のツイッターでオープン戦初戦は「上沢監督」で戦うことを示唆。言葉通り、この日は監督代行に林ヘッドコーチを立てて、実際の采配は上沢監督が振るったのだった。
先発した上沢は予定の1イニングを投げ終えて監督業に専念。「役割が変わると、こんなに野球の見方が変わるんだって思いました」と振り返った。敗戦の責任を背負い、罰走は率先して前へ。「負けたら坂道ダッシュってってボスの方から言われていたので」。自身の背番号と同じ15本、全員で走った。
林ヘッドは罰走も含めた“新庄プラン”の意図については「チームが1つになって投手も野手も同じ方向に向かうという狙いだと思います」と解説。ビッグボス不在についても「すべて上沢監督に託すということで、中途半端に入れば周りが気を使う」と説明した。
試合後は球場に戻り、居残りで練習する選手を見守り、ファンに手を振ったビッグボス。狙いは一体感の共有。敗戦の中で、得たものは大きいかもしれない。
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