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【韓国大統領選】野党・尹錫悦候補「朝鮮半島への日本の介入を許容か」質問に「有事の際にはありうる」
ユン候補はこの日の討論で、3不政策について「そうした立場を維持する必要はないという考え」だとし「必要ならば我々が主権状況によって判断すればいいという立場」だと述べた。これに対し、シム・サンジョン候補が「韓米日軍事同盟に参加し、有事の際に日本が朝鮮半島に介入させるという考えは違うのではないか」と質問すると、ユン候補は「我々と日本の間で軍事同盟まで行くべきか、まだそんな事案まで来ていないため」とし「しかし、それをしないという約束を中国にする必要はないのではないか」と述べた。シム候補は「韓米日軍事同盟を検討しているのか」と問い返すと、ユン候補は「絶対にしないのか」と聞き返した。
歴代の韓国政府は「韓米日同盟」ではなく「韓米日安保協力」という用語を公式に使ってきた。韓米と米日は同盟だが、韓日関係は同盟ではないからだ。米国と日本は、中国を牽制するために韓米日3国同盟を望むが、韓国政府の基本的な立場は、日本とも協力して韓米日協力を継続して堅固に維持するということだ。
この日の討論でシム候補が「有事の際に朝鮮半島に日本が介入できるよう許容することになるが、そうするのか」と質問すると、ユン候補は「有事の際に入ってくることもあり得るが、必ずしもそれを前提にするわけではない」と答えた。歴代政府が韓米日同盟を公に取り上げなかったのは、日本による植民地支配など韓日関係の歴史的特殊性のため、有事の際に日本の自衛隊が朝鮮半島に介入することまでを想定する韓米日同盟を、韓国国民が決して受け入れないためだった。この日、ユン・ソクヨル候補が韓米日軍事同盟を検討する必要性を取り上げたことは重大な失言という批判が予想される。
ユン候補はMDも「必要ではないかと思う」とし「超音速ミサイルが開発されれば、対応するために韓米間のMDは必要ではないかと思う」と述べた。これに対し、シム候補は「韓米日軍事同盟や米国MDは歴代のどの政府も参加していない」とし「北東アジアの戦略的バランスが崩れるとき、我々がアジアのウクライナになり得る」と反論した。
金大中(キム・デジュン)政権以後、歴代政府はMDと関連して戦略的曖昧性を維持している。20年以上政権が変わっても、「米国MD編入は中国と北朝鮮を刺激し、北東アジアの軍拡を引き起こすため参加しない」という立場から大きく外れることはなかった。歴代政府は「北朝鮮のミサイル脅威に対抗して防空とミサイル防御能力を向上させる韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)を発展させつつ、このシステムは米国のMDとは別のシステムで、これを統合する計画はない」という基調を維持している。MDが「必要ではないかと思う」というユン候補のこの日の発言は、従来の韓国の外交安保の枠組みから外れている。
ヤフーニュース
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