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阪神・藤浪「支配的な投球はできた」緩急自在で2回無失点 開幕ローテ入りへ前進
「オープン戦、ヤクルト4-9阪神」(浦添)
阪神の藤浪晋太郎投手がオープン戦に初登板初先発し、2回1安打2奪三振無失点。無四球と安定した制球で開幕ローテ争いの生き残りへ、アピールした。
昨季の日本一球団を相手に結果を残し、「圧倒とまではいかないですけど、支配的な投球はできたんじゃないかなと思います」と納得した様子だった。
緩急を付けた投球で手玉に取った。初回は先頭山崎を全て直球で空振り三振。続くオスナは初球に151キロの直球をファウルとされた後、2球目は116キロのカーブでファウルを奪って追い込み、右飛に打ち取った。
2死二塁では村上の初球に114キロのカーブでストライクを奪い、2球目の155キロで二ゴロに仕留めた。
カーブの手応えについて問われると、「やっぱりバッターの頭にない球なので、はい。常時150近く出るピッチャーが急に110台の変化球って多分、バッターは待たないでしょうし。そのあたり有効に使えたかなと思います」と話した。
ノーワインドアップからの投球はテンポも抜群。「悩むところがないですし、ある程度こうポンポンストライクを取って行けるというところがあるので。自然とテンポも良くなるでしょうし、はい。無意識下ですね。良い感じで投げられている証拠だと思います」と手応えを口にした。
開幕まで1カ月を切り、ローテ入りへ前進。「きょうみたいにアウトの内容とい言いますか、結果は当然出さないといけない立場なので。結果を出しつつになりますけど、その上でやっぱり『藤浪、使いたいな』と言いますか、こう“支配できる投球”と言いますか、そういうところをしっかりやって行きたいと思います」と次戦へ目を向けた。