知ってた?『下戸』って

知ってた?『下戸』って

知ってた?『下戸』って

テレビ番組『孤独のグルメ』のイノガシラさんこと「松重豊」が演じる人も下戸。

下戸(げこ)とは、体質的に酒やアルコール飲料を飲めない人のことを言う。 古くから日本では、酒を全く飲めないか、または飲める量が他と比較しても少ない人を「下戸」と呼び、その対義語には「上戸」が宛てられる。酒類を多量に飲む行為やそれを行う向きを指して俗に「うわばみ」「ざる(水を汲んでも満ちない意を掛けて
3キロバイト (417 語) – 2021年11月27日 (土) 08:01
「下戸(げこ)」とは、体質的に酒やアルコール飲料を飲めない人を意味する。その対義語は「上戸(じょうご)」で、酒を多く飲む人を意味する。

下戸は平安時代には使われていた言葉だが、最初は酒への強さを表す言葉ではなかった。

律令制(りつりょうせい)において一般の世帯は4つの階級に分けられていた。その基準は主に一家にいる成人男性の数で、働き手が何人いるかだった。

その階級は上から大戸(たいこ)、上戸(じょうこ)、中戸(ちゅうこ)、下戸(げこ)であり、働き手の多い世帯には重い税がかけられた。

「戸」とは律令制における課税単位のことであり、負担する税の多い大戸や上戸のほうが身分が上だとされた。

そして、その集落で婚礼が行われる際には、大戸や上戸のほうがより多くの酒が分け与えられた。

下戸には僅かな酒しか与えられなかったことから、後に転じて体質的に酒を飲めない人を意味するようになった。その一方で、酒をよく飲む人を意味する言葉として上戸が使われるようになった。

ちなみに、酒を多量に飲む行為やその性質を指して俗に「ざる」とも呼ぶが、これは水を汲んでも満ちないことに由来する。

また、同様に酒に強く、酒を多量に飲む人のことを「酒豪(しゅごう)」とも言う。その他、大酒飲みを蛇の丸呑みに例えて、大きな蛇を意味する「うわばみ」とも言う。

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🥵アルコールを分解する順序があります。
👉人はアルコールを
「アルコール(エタノール)」
 👇
「アセトアルデヒド(毒性)」
 👇
「水・酢酸など(無害)」
この順序で分解します。
 
この中の「アセトアルデヒド」が厄介なんですね。
アルコールから分解されたアセトアルデヒドは毒性が強く、
顔面紅潮 ・頭痛 ・吐き気 ・頻脈 (ひんみゃ く :脈拍数が異常に多い状態 )などの不快感を起こします。
この症状は、アセトアルデヒドが酸化して酢酸と水に変化すると消えますが、
人によってはアセトアルデヒドの処理能力に大きな差があり、お酒をまったく飲めない体質の人もいます。

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