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阪神・青柳 0封でも不満顔 決定持ち越しも矢野監督“開幕投手最有力”を認める
「オープン戦、中日2-1阪神」(26日、Agreスタジアム北谷)
初の大役を狙う阪神・青柳晃洋投手(28)が、収穫と課題を手にした。開幕投手候補がそろい踏みした一戦。「やりたいことができずに終わってしまったので、悔いが残る試合だった」。筆頭候補が不満顔を浮かべた。
西勇、秋山に続いて四回から登板。1イニング目は遊撃の失策の後、高橋周に死球。続く五回は京田に安打を許した後、ルーキー・鵜飼に四球。いずれも内野ゴロの併殺でピンチを切り抜けたが「公式戦なら良かったかもしれないが、今の段階だったら良くない。意図して取ったわけではない」と厳しかった。
この日も得意球のツーシーム、スライダーを封印して2回1安打2四死球無失点。ボール先行となったシンカーを課題に挙げた一方、カーブには手応えを得た。カウント球として使えるメドが立ち「いいところに狙って投げられるように上げていきたい」。緩急で投球の幅を広げるため、今後もレベルアップを図っていく。
テレビ中継に登場した矢野監督は青柳の姿勢を高く評価し、開幕投手最有力と認めた。「開幕への意識は本当にうれしい。開幕投手?近いところには来ている。もう少し楽しみに考えながら見ていきたい」とコメント。それでも試合後は「決めない」と繰り返し、決定は持ち越した。
課題は残したとはいえ、青柳もいよいよ本番モードに突入だ。「キャンプは準備だと思っている。球速的にも体的にも出来上がってきているので、自分のイメージと試合とを合わせていく段階」。課題を消化し、「3・25」へ仕上げていく。
2022-02-26 オープン戦
阪神・青柳 晃洋 2.0回 39球 0 失点
被安打:1 奪三振:0 与四球:1 与死球:1
阪神・青柳 晃洋 2.0回 39球 0 失点
被安打:1 奪三振:0 与四球:1 与死球:1