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FIBAバスケット女子W杯予選 日本代表、得意の“3点弾”連発も逆転負けもW杯本大会出場は決定…ボスニア・ヘルツェゴビナ戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/3079ab8fc0895b3f7ddef663dfdc705be42f5adf
◆女子W杯予選 日本会場 日本82―87ボスニア・ヘルツェゴビナ(13日・大阪、おおきにアリーナ舞洲)
日本がボスニア・ヘルツェゴビナ(以下ボスニア)に82―87で逆転負けを喫した。10日のカナダ戦に続く2連勝を逃し、4か国のグループリーグで1勝1敗となったが、大会前に新型コロナウイルス陽性者が出たことなどからベラルーシが出場を辞退したため、各グループ上位3チームに与えられる本大会出場権を手にした。本大会は9月にオーストラリア・シドニーで開催される予定。
序盤は史上初の銀メダルに輝いた昨夏の東京五輪同様、“飛び道具”の3点シュートが面白いように決まった。開始直後、東京五輪メンバーの林咲希=ENEOS=がいきなり3点シュートで最初の得点をゲット。その後も華麗なパス回しでボスニアのマークをはがしながら、要所要所で“3点弾”をさく裂させた。第1クオーター(Q)と第2Qを終えた前半の3点シュート成功率は50%に上り、36得点(12本成功/24本中)。46―38とリードして折り返した。
しかし、後半は粘るボスニアを引き離せず、逆に差を詰められた。第3Q終了時点でリードは6点(70―64)に詰まり、第4Qの残り5分余りで逆転を許した。その後は反撃も及ばず、惜敗した。WNBAの2021年シーズンMVPでもあるスター選手、ジョンケル・ジョーンズに36得点、23リバウンド、4アシストと圧倒された。
恩塚亨監督は「まずは(本大会の)チケットを取ることが目標だったので、そのことについては良かった。ただきょうのゲームに関しては、私たちが出す40分間としては不十分だったと思う。その課題をピックアップして、ワールドカップに向けて準備していきたい」と話した。最終的に3チームが1勝1敗で並び、得失点差でグループリーグ2位となった。
予選は日本会場のほかセルビアA会場、セルビアB会場、米国会場で開催。ワールドカップ開催国のオーストラリア、東京五輪優勝国の米国はすでに出場権を得ており、所属するグループはオーストラリア、米国を除く上位2チームに出場権が与えられる。