あわせて読みたい
北京五輪・銀メダルのロコ・ソラーレ、視聴率は〝金&銀〟も報奨金はJOCの1人200万円のみか… カーリング協会など予定なし
https://news.yahoo.co.jp/articles/d631c1ed76fff68cdac9ad27a8778ec7eff17f22
北京冬季五輪のカーリング女子で、日本史上最高の銀メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」への報奨金が、日本オリンピック委員会(JOC)からの200万円だけとなる可能性があることが22日、分かった。日本カーリング協会の規定に報奨金はなく、現時点ではスポンサー企業からの〝お祝い金〟も予定されていない。北京五輪の競技別視聴率でトップを飾る人気の高さを見せたが、カーリングを取り巻く環境の厳しさを露呈した。
列島を感動させた銀メダル獲得から2日。ロコ・ソラーレの5人に贈られる報奨金は、1人につきJOCからの200万円(金メダル500万円、銀200万円、銅100万円)しか予定されていないことが分かった。
「現時点では規定にありません」
日本カーリング協会の関係者は報奨金を定めていないことを明かした。競技人口の少なさもあって、年間予算は2億円前後。これで大会開催費や強化費を捻出しているだけに、協会の懐事情は厳しい。
スピードスケート女子で金メダル1個、銀3個を獲得した高木美帆(日体大職)はJOCからの1100万円に加え、日本スケート連盟からも同額が贈られる予定。合計で2200万円になるのとは対照的だ。
ロコ・ソラーレは、現在代表理事を務める元五輪代表の本橋麻里氏が地元・北海道北見市の人々に愛されるチームをつくろうと立ち上げた。「北海道銀行」「中部電力」といった大企業がつく〝実業団〟と異なり、スポンサーも地元企業が中心。女子代表のスポンサーを務める全農がチームに米100俵、乳製品1年分を贈呈する予定ではあるものの、チームスポンサーには限界がある。
北京五輪の競技別視聴率は英国との決勝が1位、スイスとの準決勝が2位と、フィギュアスケートを上回った(ビデオリサーチ調べ)。前回平昌五輪で銅メダルを獲得したときも人気となったが、4年に1度の盛り上がりを継続できれば経済的な余裕が生まれ、各チームの実力アップにもつながるだろう。
ロコ・ソラーレは21日に帰国。新型コロナウイルスの隔離期間を終えてから北見市に凱旋(がいせん)を予定する。報告会やあいさつ回りは大々的には行えない見通しだが、地元の温かさが金銭以上の報奨となるはずだ。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)