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ボブキャットの愛の讃歌・2匹は恋に落ちた!
♦ボブキャットは、ネコ科オオヤマネコ属に属する中型獣である。
◇体長65–105cm、尾長11–13cm、体重6–15kg。アメリカを含むカナダ南部からメキシコ北東部にかけての森林・草原・半砂漠地帯に生息し、12種類の亜種が確認されている。
◇個体数は72万5000頭ほど。
猫の日の最後は、ネコ科の大物でしめていこう。
オオヤマネコの仲間、ボブキャットたちに恋の季節がやってきたようだ。2匹のボブキャットが愛の歌を歌いながら徐々に近づいていく。
その歌声は、彼らにとって魅力的なものなのだろうけど、大音量で鳴く彼らの声は、人間にはちょっと響きすぎるかもしれないので音声注意だ。
結局この2匹はカップルとして成立したようだが、2匹の求愛行動の様子が、野外に設置されたトレイルカメラ(野生動物記録カメラ)にとらえられていた。
アメリカ、コロラド州の自然豊かな場所に、元生物学教師のロビン・スローンさんがトレイルカメラを設置したところ、大変貴重な映像が撮影できた。
それは、オオヤマネコの仲間「ボブキャット」の求愛行動だ。お互いに愛の歌を歌いながら(唸り声を上げながら)徐々に近づいていく。
ちなみに、奥にいる灰色の個体がメスで、手前の茶色い個体がオスだそうだ。どちらかというとメスの方が誘っているように見える。
[もっと知りたい!→]ボブキャットパイセンが3匹の我が子を連れて玄関先にやってきただとぅ?カナダ、カルガリー地区ではボブキャットが出没中
「ヴェ~、ヴェ~」と、唸り声を上げながら、徐々にその距離を縮めていく。
一定の距離に近づくと、お互いの顔を近づけたり、話したりしながら、また大音量で「ヴェェエ~」っと鳴き合う。
人間目線で見ると、ここから喧嘩が始まるようにしか見えないかもしれないが、これが彼らにとっての愛の表現なのだ。
カップリングは成立したようで、映像はここで切れているが、この後2匹の愛の営みが開始されたという。
野生のボブキャットの寿命は平均7年程だが、生涯繁殖をすることができるとされている。普段はおとなしいボブキャットも、発情期となると大きな声で鳴き、恋の相手にアプローチするという。