また打った！阪神ドラ4・前川　平田2軍監督もほれぼれ、左右に二塁打2本、プロと初対戦も問題なし

　◇2軍練習試合　阪神4－1西武 ※特別ルール（2022年2月20日　安芸）

　また打った。阪神のドラフト4位・前川（智弁学園）が20日、西武との2軍練習試合に「7番・DH」で出場し、左に右に2本の二塁打を放ち、ファンを沸かせた。

　2回1死からプロ15年の経験を持つ左腕・武隈の138キロ直球を捉え、右翼フェンス直撃の二塁打。さらに6回には6番手右腕・黒田の150キロ外角直球を左翼線へ再び二塁打し、平田2軍監督も「堂々としているし、しっかり振れている。タイミングが合ってないと、あそこまで振れない」と賛辞を惜しまなかった。

　「積極的に振って、結果を出せたのが良かった。2ストライク後の対応や、ボールへの目付けもできていたと思う」

　初めてのプロ相手でも、3打数2安打と結果を出し、実戦3試合で4打数3安打で3二塁打、3四球。文句なしの結果を出し、若虎の暴れっぷりは沖縄・宜野座にも伝わる。

　4番で3安打した井上とは宿舎でも打撃の話をし、夜間練習では一緒にバットを振っている。「見習って、大きくどっしりと構える打者になりたい。まだまだ守備も走塁もレベルアップしないと。悪いところはつぶしていくだけ」。智弁学園1年夏から知る本拠地・甲子園へ、一日も早い凱旋を夢見ていた。（鈴木　光）