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失意のワリエワをコーチが叱責、トルソワは銀に号泣しコーチのハグを拒否… 海外メディアが報じた「最強ロシア軍団の不協和音」
最強軍団に〝不協和音〟か。
北京五輪のフィギュアスケート女子フリー(17日、首都体育館)の終了直後、ロシアオリンピック委員会(ROC)のチーム内にただならぬ雰囲気が漂った。
まずはドーピング騒動に揺れる渦中のカミラ・ワリエワ(15)の大失速だ。
序盤からジャンプミスが立て続き、連続ジャンプでは転倒して4位に転落。失意のワリエワがリンクを出る際、エテリ・トゥトベリーゼ・コーチから発せられた第一声は驚くべきものだった。
スポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」によると、同コーチは「なぜ戦うことをやめたのか?」と問い詰めたという。
さらに別の騒動もあった。
もう一人の〝悲劇の主役〟はフリーで4回転5本の衝撃的なプログラムで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トルソワ(17)。
技術点で男子の羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)を上回る出色の演技を披露したが、金メダルに届かなかったことで感情を爆発させたのだ。
スペイン紙「マルカ」によると、点数を見たトルソワは号泣してトゥトベリーゼ・コーチに「もう一生、氷の上には乗らない! このスポーツは嫌いだ! こんなやり方はダメだ!」と言い放ったという。
コーチのハグを拒否したシーンは中継動画でも流れ、銀メダルを獲得した後も笑顔はなかった。
その後、記者会見ではやや落ち着きを取り戻し「できるだけのことをやって(結果に)満足してなかった。それに失望して怒っているように見えたんだと思う」と話したが、チーム内にしこりを残す結果となった。
前回平昌五輪でも金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワの扱いを巡り、トゥベリーゼ・コーチと銀メダルのエフゲニア・メドべージャワの対立が表面化した。
同僚のアンナ・シェルバコワ(ROC)が合計255・95点で金メダルに輝いたが、またも繰り返されたチーム内の不協和音で話題がかすんでしまったことは否めない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fce39728f8c0ed9aa9bf8c6ca61a28e511766ef9
4回転5本の衝撃演技を披露しながら金メダルに届かなかったトルソワはコーチのハグを拒否したという(ロイター)
https://i.imgur.com/rftbCR9.jpg