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距離1走の渡部善斗「今日のMVPはワックスマン。すごい(板が)滑りました」日本、ノルディック複合団体銅メダル
https://news.yahoo.co.jp/articles/0824f83435a5f13db0143668452325f885bc5b14
◆北京五輪 ▽ノルディック複合男子団体(17日・国家クロスカントリースキーセンター)
団体ラージヒルで、日本は渡部暁斗、渡部善斗(北野建設)、永井秀昭(岐阜日野自動車)、山本涼太(長野日野自動車)の布陣で臨み、銅メダルをつかみ取った。前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)で4位につけ、後半距離(20キロリレー)で順位を上げた。五輪団体の表彰台は、1994年リレハンメル大会(金メダル)以来28年ぶり。エースの渡部暁は、個人ラージヒルに続き五輪で通算4個目のメダルとなった。
3走で一時はトップに躍り出るなど2位でつないだ渡部暁は「僕はいい働きをできなかったけど、チームみんなに助けてもらい、(山本)涼太行け!って思って、信じて待っていた。団体のメダルは個人の何倍も喜べる。共有出来てうれしい。未来に続いていく、いいメダルになった」と歓喜をかみしめた。
1走の渡部善は「今日のMVPはワックスマン。すごい(板が)滑りました」とワックスを担当したスタッフに感謝。最後の挑戦として臨んだ38歳の2走・永井は「最後の最後でこんなご褒美が待っていると思わなかった。みんなに感謝したい。サイコーです!」。3番手で粘り切った山本は「4走に決まった時にヤバいなって思った。表に出さないようにしていましたけど、プレッシャーを感じていました。でも、やることは変わらないと。色々な気持ちはありましたけど、先輩方を表彰台に上げたいという気持ちが走った」と打ち明けた。
4人の力を結集してのメダル獲得。フラワーセレモニーで両手を突き上げた4人は、カクテル光線に照らされて笑顔が輝いていた。