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阪神ドラ1森木、宝刀候補にドロップカーブ 打者の目線を一度上げて落とす!
「阪神2軍春季キャンプ」(17日、安芸)
阪神のドラフト1位・森木大智投手(18)が、今キャンプ6度目となるブルペン投球で、初めて変化球をトラックマンで計測した。変化球を本格解禁した15日のブルペンと同様に5球種を投じて数値を比較。ドロップカーブを伝家の宝刀候補に挙げた。
「僕のカーブは縦の変化量が多くて、ドロップ系で落ちるカーブなんです」
高いリリースポイントから、鋭くミットに落とし込んだ。打者の目線が一度上がるような軌道を描くドロップカーブ。変化球を15球投げ込んだうちの7球がカーブと、投じた5球種の中で最多。「(試合で使えそうな球種は)カーブじゃないですかね」と手応えを口にした。
打者に有効なだけでなく、フォーム修正にも役に立つ。「(バロメーターになる)そういう感覚があります」。直球と直球の間にしきりに投げ込み、腕の振りを調整した。15日に視察した高知高の恩師・浜口佳久監督(46)は「カーブが良かったら全体的に(投球が)良い」と証言。「上からたたく感じ」で投げるカーブで肘が上がり、直球の回転軸を縦に修正する効果もあるという。
「打者の反応を見ながらって感じですかね」。過去に阪神・メッセンジャーらも武器にした宝刀の“お披露目”まで、持ち球の可能性を探っていく。