阪神・藤浪　19日の楽天戦で菅野直伝ワンシーム解禁を予告

　第4クールを順調に消化した阪神・藤浪が、2番手で登板予定の19日の楽天戦（金武）での、ワンシーム解禁の可能性について言及した。

　「力まないとかの基本を大事にしながら、変化球の精度とかを求めていきたい。序盤から変化球も使えたらいい。ワンシームを投げる可能性もゼロじゃない。今まで投げていたツーシームと変わりはないので」

　バットの芯を外すムービングボールとして、巨人・菅野との自主トレで磨きをかけたワンシームの効果を実戦で確認できれば投球の幅は広がる。「感覚的にはこれまでのツーシームと変わらない」と藤浪は言うが、微妙な変化の違いは相手にとってやっかいなものになる。

　カットボール、スライダーを含めた仕上がりに矢野監督も「序盤はどうかな、と思った変化球が、前のクールから良くなっている。打者が嫌なところで曲がっているし、安定的にゾーンに投げられている。今年はかなりやるんじゃないかというブルペンをしている」と期待値を上げていた。