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今夜は2月17日の満月は「スノームーン(雪月)」とも呼ばれ、一年の中で最も積雪が多い時期を表している。
今回はしし座で満月が起こり、「自己主張」に強いスポットライトが当たる時。
自分を尊重するとはどういうことか?
人気占い師の真木あかりが、満月の夜にこそ自己を肯定することの大切さを語ってくれた。
✦AKARI MAKI
✨full moon snow moon
雪原を照らす満月「スノームーン」。
2月17日(木)午前2時少し前、しし座で満月が起こります。
✨この満月は「スノームーン」と呼ばれます。
今年は北海道など、もともと雪の多い地域でも豪雪が報じられ、つい先日は関東にも大雪の予報が出されました。
街や山々を白く染める雪は美しいものですが、どなたもお怪我や家屋の損壊などなきよう、お気をつけてお過ごしください。
さてそんな満月が起こる現在、占星術で使われる10個の惑星がすべて滞りなく進行しているという「全天体順行」の状態となっています。
残念ながら「何もかも思い通りになる」というほど都合のいい話ではないのですが(もしそうだとしたら、私は皆さんに先駆けて世界中の富を独り占めしているはずです)、占星術を参考に動いてみると“当たりやすい”かもしれません。
「自分」に強いスポットライトが当たる満月。
さて、2月17日の満月のお話です。満月ですから、お向かいのみずがめ座に太陽が滞在し、「個性」や「自己主張」に強くスポットライトが当たることとなっています。
ちなみに現在のホロスコープは、社会や世界といった個人を超えた枠組みに注目が置かれる星回り。
行動を起こす際も、まずは社会のしくみや流れを踏まえて行動を選択することが大前提となります。
愛や情熱、衝動といったごく個人的な感情によって引き起こされるいとなみも、アンコントローラブルな状態になると裏目に出やすいでしょう。
ご存知の通り、現在の私たちは新型コロナウイルス感染症の第六波のさなかにあります。
ピークアウトの気配を感じつつも、毎日数千人、数万人という単位で数が増えていくことが空恐ろしく感じられます。
仕事や家庭生活をいとなむ上で、誰もが大きなストレスと不安にさらされていることでしょう。
そうしたなか、社会の動向を踏まえて己の行動を決める、ということが強く意識される日々が続いています。
もちろん、こういった状況でなくとも、世の中全般に目を向けることは大切です。
だからこそ、社会全体の秩序が一定に保たれているのですよね。ただ、もし「自分」というものがあまりに押さえつけられているような感覚があるのなら、この満月のタイミングで「この社会のなかで、自分を尊重する」ということに意識を向けていくといいかもしれません。
言うまでもないことですが「他人など知ったものか」という状態になれ、という話ではありません。自分の意見を言う、自分で自分を肯定できるようなことをするのがベストではないかと思います。
自分は自分で肯定するのだ、という覚悟を持って。
「自己肯定感」という言葉が、少し前までよく話題にのぼっていました。
「自己肯定感を持たなければいけないけれど、どうしたらいいかわからない」「自己肯定感がずっと低いから自分はこうだ」といったご相談をいただくことも多かったのですが、ときどき自己肯定感を「自分を好きになること」と思っておられる方も少なくありませんでした。
そんなふうに好きでいられたら素敵ですが、「好き=自己肯定感」ではありません。
自己肯定感とは「ありのままの自分をそのまま肯定する感覚」のこと。何か特別にすごいことをしなくても存在していていいし、自分には価値があると思えることです。
満月とは、よくも悪くも「物事が満ちる」ときであり、振り返りと見直しのタイミングです。
長いコロナ禍において、どうにも自分への自信や自己肯定感が持ちにくくなっているようであれば、この時期はそれが顕著に出てくるでしょう。
もしもそんな自分に気づいたら、自分に「自分は自分でOKだし、自分だからいいんだ」と思ってみるとよさそうです。
ここに理由はいりません。心臓が動いて、呼吸をして、生きている。そのことに理由がないのと同じように、自分を理由もなく受け入れてみるといいと思います。
表現したり、ものを作ったりといったこともプラスになります。
自信や自己肯定感と聞いても特に何も感じないという方であれば、それは素敵なことです。ナチュラルに自分を肯定できているのなら、そもそもそれが「あたりまえ」で、特に意識はされませんから。自分が好きなことをする日、くらいに思ってみるといいでしょうね。
そうした姿勢が、どこかで誰かに「そうか、これが自己肯定感があるということか」とヒントを与えていたりするのかもしれません。
ちなみにしし座の満月時は、自己アピールが過剰になったり、テンションが高まり過ぎたりする人も多くなるタイミングです。
それも自己肯定感を得るための試行錯誤かもしれませんが、他人になにかを押し付けてしまうまでになると、あまり良くはありません。そのときは、「占いは振り回されるものではなく、使っていくもの」ということを今一度思い返し、「自分は自分でOKだし、自分だからいいんだ」と考えてみてはどうかと思います。
【今回の満月でやってみるとよいこと】
・「自分は自分でOK、自分だからいいんだ」と考える。
・何かを表現する(音楽、アート、文章など。愛を伝えるのも◎)。
・何かを作る(料理、ハンドクラフト、服のリメイクなど)。
・クリエイティブ職の人は頑張りどき。
・自虐ネタを封印する。
★プロフィール
真木あかり(まき あかり)
占い師。
学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。
『タロットであの人の気持ちがわかる本』(説話社)や女性誌での連載など、著書・連載・アプリ監修多数。占星術や四柱推命で運命を紐解き、人が自分の人生をより良く生きるためのアドバイスを行っている。
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