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北京五輪カーリング女子・1次リーグ 日本、アメリカに勝利!5勝3敗 2/17(木)15:05〜スイス戦(テレビ東京、BS1)
世界ランク7位の日本は、世界ランク6位の米国に勝利した。この結果、5勝3敗とした。
最終第10エンドで、相手のハウス内のストーンを2つはじき出せば勝利が決まる状況で、藤沢がダブルテークアウト(2つ相手のストーンを出すこと)を決めた。「ナイスー!よかったー!」と4人は抱き合って勝利を喜んだ。
第1エンド、日本は有利な後攻で難しい形を作られたが、藤沢が最終投をきっちり決めて1点を獲得。第2エンドは不利な先攻ながらハウス(円)の中に石をためる展開を作り、一挙3点をスチールした。
第3エンドで2点を許したが、第4エンドでは、藤沢の最終投を鈴木と吉田夕のスイープで伸ばし、繊細なショットを成功させて2点を獲得した。第5エンドで相手を1点に抑え、6-3で前半を終えた。
“もぐもぐタイム”では軽めにゼリー飲料で済ませた。第6エンドでは相手に4点のチャンスがある中、藤沢の最終投を中心に決めてきっちり1点を獲得した。
だが、第7エンドに試練を迎える。相手ストーンが多くハウス内に残る展開で、先攻の日本は、最後の1投で可能な限り相手のストーンを出したい状況になった。ここで藤沢が出せた相手ストーンは1つのみで、最終的に4点を取られて同点に追いつかれた。
正念場の第8エンド。後半の日本はサードの吉田知の、ややコースを誤ったショットに対して、吉田夕と鈴木が懸命のスイープで軌道を保ち相手ストーンを押し出すことに成功。このエンド2得点につながった。
第9エンドは、相手のフォースが日本のストーンにぴったりとつける「フリーズ」と呼ばれるショットを成功させたが、藤沢もお返しとばかりに「フリーズ」を決めた。相手は後半にも関わらずナンバーワンをとれず、3点差で最終エンドを迎えることができた。
第7エンドで4点をとられた後が分岐点になった。中継を担当したNHKでのインタビューで、サードの吉田知は「4点とられても、私たちにはいいシチュエーションだったのでアイスをつくってきたご褒美だったと思うので、心のアドバンテージをつかって次のエンドをプレーできたのは、このチームで8年間ぐらい積み上げてきたものでないかなと思います」と語った。
カーリングは1点でも相手を上回ればいいため、有利な後攻を最終10エンドで迎えるために、後攻→先攻→後攻になるように、第8エンドを後攻で迎えると、勝利への道筋が立てやすくなる。このことを吉田知はさしていると思われる。
日本は17日15時5分から、世界ランク2位で、今大会7勝1敗で1位と絶好調のスイスと1次リーグ最終戦を行う。まだ16日の他の試合が終わっていない時点では、日本はスイスに勝てば自力で準決勝進出が決まる。
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