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「なぜ韓国人は敗北を認められないのか」中国ネット激怒 表彰台での振る舞いめぐり応酬
■右手で壇上を数回撫でる
チャは2月12日に行われたスピードスケート男子500メートルに出場し、34秒39をマークし2大会連続となる銀メダルを獲得した。
物議を醸しているのは、試合後に行われたメダル授与式でのチャの振る舞いだ。チャは自身の名前がアナウンスされると表彰台に近寄りおもむろにかがみ込み右手で壇上を数回撫でた。そして顔を上げ正面を向くと右腕を突き上げた。
チャの表彰式での振る舞いはSNSで拡散され、中国のインターネットで波紋を広げた。
複数の韓国メディアによると、中国のSNSでは、ショートトラックで韓国選手が相次いで失格となったことからチャが審判の判定に抗議したのではないかとの憶測が広がり、チャに対する非難の声が上がっているという。
韓国メディア「スポーツソウル」(日本語WEB版)は、チャの振る舞いについて言及している中国のポータルサイト「百度」の記事を紹介。
中国ネット「本人の墓石を拭いているのか」
「百度」の記事によると、スポーツクリエーターが18年平昌冬季五輪男子ショートトラック5000メートルリレーのメダル授与式でも同様の行為があったとコメントしている。
同種目で銅メダルを獲得したカナダ代表の選手らが表彰台に上がる前に壇上を掃いたという。スポーツクリエーターによると、カナダ代表選手らは他種目の自国選手が受けた判定に抗議したと推測される。
記事ではこのような過去の事例を踏まえ、チャが国際オリンピック委員会(IOC)の最新規定に違反して処罰される可能性が高く、最悪の場合メダルはく奪の可能性があると主張していると伝えた。
韓国主要メディア「朝鮮日報」は、チャが中国のインターネットで過度な批判を浴びせられていると報じ、「尊重の意味を込めた行動だった」とのチャのコメントを掲載している。
一方で記事では中国のインターネットで書き込まれている内容を掲載。「なぜ韓国人は敗北を認められないのか」との批判の他に、「今カーリングするのか」「そうやって拭くと滑る」「本人の墓石を拭いているのか」などチャを嘲笑するコメントも寄せられた。
韓国メディアは「とんでもない報道」
また、「朝鮮日報」は中国ポータルサイト「百度」が報じたチャのメダルはく奪の可能性について「とんでもない報道」と一蹴した。
韓国は今大会、スピードスケートにおける審判の判定に対して不満を爆発させている。
7日に行われたショートトラック男子1000メートル準決勝では韓国代表の黄大憲(ファン・デホン)と李俊瑞(イ・ジュンソ)が別々の組でそれぞれ1位と2位でゴールしたがレース後に失格の判定を受け、これにより2人の中国選手が繰り上がって決勝に進出した。
このレースの判定に対して韓国オリンピック委員会を兼ねた大韓体育会は試合終了後、国際スケート連盟(ISU)と国際オリンピック委員会(IOC)に抗議の書簡を発送。翌日の8日には北京五輪メインメディアセンターで緊急会見を開き、判定が地元中国に有利だったとして強く抗議した。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/d50ed260588b9b643f78c6b27170e9b2a6ac5d76?page=1