阪神 村上頌樹、超スローカーブを武器に巨人・岡本先輩「三振奪って」ブレイク狙う

阪神 村上頌樹、超スローカーブを武器に巨人・岡本先輩「三振奪って」ブレイク狙う

阪神 村上頌樹、超スローカーブを武器に巨人・岡本先輩「三振奪って」ブレイク狙う

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 阪神のネクストブレイクはこの男だ! 2年目・村上頌樹投手(23)が、初の1軍キャンプでローテ争いに参戦中。武器は、球速100キロにも届かない超スローカーブで、その遅さは球界トップクラス!? 智弁学園高の先輩、巨人・岡本和真斬りという大きな野望も抱く右腕に、阪神担当・森脇瑠香記者が「期待」した。
 スタンドの記者席で、思わず「出た~!」とうれしくなった。12日の楽天戦(宜野座)で和田恋を空振り三振に斬った超スローカーブ。スコアボードの球速は96キロだった。
 今キャンプの対外試合では2試合に登板して4回2安打1失点。ローテ争いに加わっている。その村上のセールスポイントが「人にないものを投げられるのは特別。意識している」という超スローカーブだ。
 本人も「ふざけている球」と評するが、その目は真剣で、10年以上磨いて武器にした。中学生の時、コーチに言われて投げたカーブが球速90キロ台と遅かったが、そのまま投げ続け、智弁学園高3年(16年)のセンバツの決勝でも「ずっと投げてました」と、高松商を延長11回1失点に封じて優勝投手になった。
 それが自分の強みと認識したのは東洋大の時。「自分のカーブが遅いとは思ってなくて、びっくりした」。3年時に選出された大学日本代表で、1年上の明大・森下(現広島)に「おもしろいカーブ」と称賛された。自身もカーブを武器とする森下ですら、村上のスローカーブに驚いたという。
 1年目の昨年は2試合に先発したが未勝利。だが、その悔しさをぶつけるように、2軍では防御率2・23、最多勝利(10勝)、勝率第1位(9割9厘)などウエスタン・リーグのタイトルを総なめ。村上の反骨精神が表れた結果だと思う。
 「10勝が目標」という今季、“宝刀”で斬りにいくのは智弁学園高の先輩、巨人・岡本和だ。多くのプロを輩出している同校だが、伝統の一戦でのOB対決は初めてとなる。「三振、奪いたいと思います!」。1軍のマウンドでガッツポーズする日は近いに違いない。(森脇 瑠香)
 ◆村上 頌樹(むらかみ・しょうき)1998年6月25日、兵庫・南あわじ市生まれ。23歳。小学1年時に「賀集少年野球クラブ」で野球を始め、南淡中ではアイランドホークス(現・淡路ボーイズ)でプレー。奈良・智弁学園高では1年夏からベンチ入りし、1年夏、3年春夏と甲子園出場。3年春は全国制覇。東洋大を経て、20年ドラフト5位で阪神入団。球種は直球、スローカーブ、スライダー、フォーク、ツーシーム。174センチ、75キロ。右投左打。


“秘密兵器”で岡本先輩も打ち取ってみせる!

【阪神】村上頌樹、超スローカーブを武器に巨人・岡本先輩「三振奪って」ブレイク狙う : スポーツ報知  https://hochi.news/articles/20220213-OHT1T51229.html 


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