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そのまま捨てたらもったいない?使い捨てカイロの再利用法 – ウェザーニュース そのまま捨てたらもったいない?使い捨てカイロの再利用法 ウェザーニュース (出典:ウェザーニュース) |
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2022/02/13 05:00 ウェザーニュース
この冬も寒波がたびたび日本列島を襲い、暖房費などへの出費が増える傾向にあります。それに加えて、ちょっとした外出やテレワーク以外での通勤、通学時の必需品である「使い捨てカイロ」を使う機会が増えると、その購入費もかさんできます。
できればカイロを少しでも長く使いたい。そのための裏技について、家事代行のプロフェッショナル、株式会社ベアーズ大阪支店の教育教官・岩嵜紀子(いわさき・のりこ)さんにお尋ねしました。
鉄粉がサビる際の化学反応により発熱
「鉄を濡れたまま放置しておくとサビが出るのは日常よく目にします。これは、鉄が空気中の酸素と反応して酸化鉄になる化学反応なのです。このときの化学反応により、熱が発生します。その作用によって出る熱を利用したものがいわゆる『使い捨てカイロ』です」(岩嵜さん)
カイロの内袋に含まれているのは、次の4つの素材です。
(1)鉄粉。これがサビることにより熱が発生します。
(2)水・塩類。鉄粉のサビる速さをはやめます。
(3)活性炭。空気中の酸素を吸着して、酸素の濃度を高めます。活性炭の働きにより、鉄がより速くサビるようになります。
(4)保水材。水で鉄粉がべたべたするのを防ぐために、水を含ませておく素材です。一般に観葉植物の保水土などとして使われる、バーミキュライト(苦土蛭石=くどひるいし)が用いられます。
内袋をこすることでこの4種の素材が混じって化学反応を起こし、発熱します。発熱温度や発熱時間は、内袋の通気量と中身の素材の配合比率によってコントロールされています。カイロのメーカーはそれぞれ発熱の状態をよくするために、鉄粉、活性炭、保水剤の粒の細かさや種類などを工夫しているのです。
「保存袋」に入れておけば保温効果が長持ち?
カイロは数時間使うだけで、あとはゴミ箱に捨ててしまうことがほとんどです。
「確かに、もったいない気がしますよね。実はカイロは密閉できる保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いて保存するだけで、発熱の効果時間いっぱいまで長持ちさせられるのです。カイロのなかには20時間以上も保温効果が続くものもあります。ですから使用後、すぐに保存袋に入れておけば、翌日も再び使うことができます。
使い終わって廃棄する場合は、市区町村の分別方法に従いましょう。袋から出すと発熱する事がありますが、温かいまま廃棄をしても発火する事はありませんので、ご安心を」(岩嵜さん)
災害対策のプロも使い捨てカイロを再使用
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://weathernews.jp/s/topics/202202/090295/