阪神　佐藤輝明が全方向への３安打に「いい傾向」　４番では今季実戦３試合７安打、打率６割超え

◆練習試合　阪神３―０楽天（宜野座・１２日）

　阪神は今季の対外試合３戦目にして初勝利を挙げた。「４番・三塁」で先発した佐藤輝明内野手は４打数３安打を記録。対外試合チーム初の猛打賞に「良い状態かなと思います」とうなずいた。

　初回１死での第１打席では藤井の内角寄り直球をうまく捉えて左前安打。４回の第２打席では右前安打、９回の第４打席では中前安打と全方向への安打を記録し「いい傾向だと思います」。８日の紅白戦を含めて４番に座った今季の実戦３試合で計１１打数７安打２打点。打率は６割３分６厘と絶好調だが「特にそこ（打順）にこだわるというか、特別意識することはない。しっかり走者がいれば走者をかえすことに集中しています」と冷静だった。

　先発で三塁を守ったのは今季初だった。この日は「３番・左翼」で２安打１打点を記録した大山との激しい定位置争いは続く。「『４番・三塁』は気持ちが高ぶる？　そうですね。三塁で出たいとは思っているんで、しっかり練習して奪い取るぐらいの気持ちでやっていきたいです」。結果でアピールを続けていく。