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阪神・伊藤将司が能見直伝フォークを実戦投入「修正をしながら公式戦で使えるように」
阪神・伊藤将司投手が12日の練習試合・楽天戦(宜野座)に先発登板し、3回を2安打無四球無失点。終始安定感のある投球内容で相手打線を抑え込み「課題とした左右の内(角)への投球はできた。最初の(対外)試合としては良かったんじゃないかなと思う」と振り返った。
自主トレをともにしたオリックス・能見から伝授されたというフォークボールも実戦投入。「まだ打者に見極められる場面があった。修正をしながら公式戦で使えるようにしたい」と課題を口にした。昨季ルーキーながら10勝を挙げた左腕は、ゴロアウト率が47パーセント。典型的な「打たせて取る」投手だけに、空振りを奪いやすいフォークをものにできれば投球の幅はグッと広がる。
貴重な先発左腕の順調な仕上がりぶりはチームにとっても好材料。矢野監督も「今の時期であれぐらい投げてくれれば安心。(習得中の)フォークも完成というわけにはいかないだろうが、どんどん投げていけばいい」と目を細めた。
東京スポーツ