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松村沙友理が卒業して気づいた、乃木坂46の圧倒的な魅力 “MC力”絶賛のメンバーを「もっと知ってもらいたい!」
昨年7月に乃木坂46を卒業し、現在は女優・モデル・タレントとして活躍中の松村沙友理。今月には制作段階から参加した個人初のカレンダー『松村沙友理 カレンダー2022』を発売する。やりたいことに貪欲に挑戦し続ける彼女に、ORICON NEWSではインタビュー実施。外から見た乃木坂46の印象、卒業して初めての年末年始の過ごし方、そしてカレンダーに込めた思いなどを聞いてみた。
■外から乃木坂46のライブを見て驚き「一人ひとりの輝きがすごくない!?」
――乃木坂46は松村さんが卒業後も、生田絵梨花さんが卒業、新内眞衣さんや星野みなみさん、北野日奈子さんも卒業を発表しています。卒業メンバーは“仲間”でありながら、芸能界においてはライバルという立場でもありますが、松村さんはどう見ていますか?
【松村】私は乃木坂46にいるときから、メンバーのことを“全員娘”みたいな気持ちで見ていました。本当にみんないい子で才能にあふれていて、母親のように「すごい!」って毎日褒めてあげたいという子たちでした。そのみんなが卒業して活躍する姿を見るのを幸せに感じるし、「ウチの子たちすごいでしょ!」って誇りに感じます。友だちとテレビを見てたら白石麻衣ちゃんのニュースが流れて、友だちが「あ、まいやんカワイイ!」って言ったら、「でしょ!」って私が言っちゃうみたいな(笑)。みんなが出てる作品を見ると刺激になるし、みんなが活躍してくれたら「お母さんも頑張るよ」って自分の自信にもつながる。私の活躍で他の人にも刺激を与えられたらうれしいですね。
――外から見た今の乃木坂46の印象は?
【松村】卒業してからライブを見る機会が何度かありまして、圧倒的に感じたのは「乃木坂46はすごいグループだ!」ということ。自分が中にいるとあまり感じられなかったのですが、卒業してやっと冷静に感じられるようになりました。グループの一番最初からいたので、どんどんグループが大きくなって有名になっている実感もあったけど、「自分たちがすごいんじゃなくて、応援してくださっている方々の力、周りの支えてくださっている方々の力がすごい」と思っていたのですが、卒業してからライブを見て「一人ひとりの輝きがすごくない!?」って驚いちゃいました。ライブでも信じられないくらい高度なことをやっているし、私は曲もメンバーもみんな知ってるから楽しめるけど、予備知識ゼロの人でも面白いライブだと感じられるくらいのエンターテインメント性もあって、乃木坂46ってすごいグループだったと卒業して改めて感じました。あと、一人ひとりの魅力を再発見して、自分がメンバーだったときも大好きだったんですけど、それぞれの魅力を感じてより好きになった気がします。
■卒業して初めての年末年始は「実家に帰ってコタツに入ってひたすらテレビを見て過ごしました(笑)」
――その中でも、最も魅力を再発見できたメンバーは?
【松村】一人だけ選ぶのはめっちゃ難しいんですけど……、ライブを見てすごく輝いていると思ったのは、ひなちま(樋口日奈)です。本当に昔からいい子で優しくてかわいくて、大大大好きだったのですが、ライブのMCをやっているのを聞いて、その“喋りやすさ”が改めて「すごい!」と。私がいたときも、ひなちまのMCで自分が喋ることがいっぱいあったけど、あまりにも回しがうますぎて無意識だったのですが、彼女独特の人間に対する優しさの天井を突き抜けてる感じは、外から見てハッと気付かされました。乃木坂46のライブ以外でもいろんな場で発揮されて、みんなにもっとひなちまのすごさを知ってもらいたいです!
――乃木坂46時代は年末年始といえば歌番組への出演で大忙しでしたが、昨年末はどのように過ごされましたか?
【松村】実は卒業する少し前から、「年を越す瞬間に何をしているんだろう。卒業したら何もないかも…」って不安だったのですが、実家に帰ってコタツに入ってひたすらテレビを見て過ごしました(笑)。『紅白歌合戦』を最初から最後まで見て、ニュースまで見て、すごく楽しかったです。『紅白』は出ているときも楽しかったんですよ。お祭り感があって、大御所の方もすごく優しくしてくださって、みんながごちゃまぜになる空間が大好きだったのですが、見る側になっても「めっちゃ面白い!」って大満喫で(笑)。いろんな楽しみ方があるなと思いました。乃木坂46が歌った「きっかけ」もどんな演出になるか知らなかったので、「最初は1期生から始まって、次に2期生、3期生も出てきて…」とファン目線で楽しめたし、感動しました。
――先日から5期生も発表され、話題になっています。
【松村】細かく全員のチェックはできていないのですが、気になっています。2期生も3期生も4期生も、期ごとのカラーが全く違うなと感じていたので、5期生はどんな子たちが入ってきてどんな色になるのか、そしてグループにどういう変化が出てくるのか。いま乃木坂46のライブを一番楽しみにしてるのは、私かもしれないです(笑)。あと、私に憧れて入ってくれた子がいるのかどうかも気になります(笑)。
■初ソロカレンダーは企画会議から参加 久々のファンとの交流に期待感たっぷり
――3種類の初ソロカレンダーがオフィシャルウェブサイトで販売されています。どんなところにこだわりましたか?
【松村】今回は最初の企画会議から参加させていただき、どんなカレンダーにするかスタッフさんと考えました。スタンダードな壁掛けタイプと卓上タイプは、シンプルに松村沙友理を全面に感じていただけるよう、背景をシンプルにして、自分の好きなメイクとファッションでいろんな私を楽しんでもらえるカレンダーにしました。そして「メッセージ付きさゆりんごスペシャルカレンダー」は、“お!”と気になるものを作りたくて、試行錯誤を重ねて遊び心に溢れたカレンダーになっています。私としては、壁掛け&卓上は自分で楽しんでいただいて、スペシャルカレンダーは会社のデスクや学校などに置いて、同僚や周りの人から「それ何ですか?」って言ってもらいたいです。この両方を合わせて松村沙友理なので、どっちかだけではなくぜひ両方チェックしてほしいです!
――特典でオンライントークもありますが、久々にファンの方との交流も楽しみ?
【松村】ファンの方とお話ができるのは卒業以来なので、すごく楽しみです! アイドルを卒業して、直にお話しできる時間はすごく尊いものだと改めて実感しました。そういう機会がなくなって、あの時間があったからこそ自分は今ここまでやってこられたと強く感じましたし、久しぶりにお話できる時間がほしいと思って、スタッフさんにお願いしてみました。特典という形ですが実現できたので、ファンの皆さんとお話しができる時間を楽しみにしています!
◆松村沙友理(まつむら・さゆり)
1992年8月27日生まれ・大阪府出身。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格しデビュー。2015年から2021年の10月号までファッション誌『CanCam』の専属モデルを務め、映画やドラマ、声優などさまざまな分野で活躍し、2021年グループを卒業。卒業後はドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS)、映画『ずっと独身でいるつもり?』(2021)、ドラマ『愛しい嘘〜優しい闇〜』(テレビ朝日)などに出演。ファッション誌『BAILA』のレギュラーモデルを務める。