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【国際】ロシアとベラルーシ、軍事演習開始 ウクライナ情勢緊張下で
ベラルーシ南西部ブレスト周辺に展開するロシア製地対空ミサイルシステムS400の車列。ロシア国防省提供の動画より(撮影日不明、2022年2月9日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News
ロシアとベラルーシ、軍事演習開始 ウクライナ情勢緊張下で
【AFP=時事】ロシア軍は10日、ウクライナの隣国ベラルーシで同国軍との合同軍事演習を開始した。ウクライナ周辺でロシアが部隊を増強し、ウクライナや北大西洋条約機構(NATO)との緊張が高まる中での実施となる。
合同軍事演習は20日まで行われる予定。ロシアは、演習終了後に部隊を撤収させるとしているが、ウクライナは軍事演習について「心理的な圧力だ」と非難している。西側諸国の指導者は、ロシアが対ウクライナ国境付近に約10万人の部隊を集結させたのを受け、事態をエスカレートさせようとしていると警告してきた。
米国は、ロシアが今回の演習のためベラルーシに3万人前後の部隊を派遣したと指摘したが、ロシアとベラルーシは、演習に参加している部隊の規模は明らかにしていない。
ロシア国防省は声明で、「外部からの武力侵略を防衛作戦によって鎮圧したり、撃退したりする訓練を実施するのが演習の目的だ」と説明した。
フランスのジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)外相は演習について、「非常に暴力的な意思表示だ」と批判。同日モスクワを訪問した英国のエリザベス・トラス(Elizabeth Truss)外相は「(ロシアが)ウクライナの主権を脅かそうとしている」と非難した。NATOのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長も「(部隊の増強は)欧州の安全保障にとって危険な瞬間だ」と同調した。【翻訳編集】 AFPBB News
ウクライナとベラルーシの地図(2022年1月10日作成)。(c)LAURENCE SAUBADU, TUPAC POINTU / AFP
ヤフーニュース(時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20220210-00000036-jij_afp-int