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女子高生ボーダー小野光希、腰痛を乗り越え2位で決勝!冬季オリンピック日本女子最年少メダルに挑む
女子ハーフパイプ予選で、五輪初出場の小野光希(バートン)が、83・75点の2位で上位12人による10日の決勝に進んだ。将来性豊かな17歳は腰痛を乗り越え、高さのあるエアを武器に冬季五輪日本女子最年少のメダル獲得に挑む。冨田せな(22)=アルビレックス新潟=は75・75点の5位、冨田るき(20)=チームJWSC=は74・25点の6位で姉妹ともに予選を突破。今井胡桃(22)=プリオHD=は15位で落選した。
万全でなくとも、日の丸カラーのウェアでひときわ高く飛び続けた。小野は2回目で日本勢唯一の80点台をたたき出し、堂々のメダル圏内で決勝進出を決めた。5歳で夢見た初の五輪舞台で「朝まではずっと緊張していたが、山(会場)に上がってきた時の方が落ち着いていた」と「光希」の名前の通り、17歳の新星がまばゆい輝きを放った。
小雪が舞った1回目で3位に立ち、快晴の2回目はさらに完成度を上げた。1発目から板の先端をつかみながら高々と横2回転半。「攻めてスピードを出した」との言葉通り、逆スタンスでの横2回転なども鮮やかにつなぎ切った。スピードに乗った滑りと最高到達点4メートルの高いエアで、世界の注目を一身に集めた。「全体的に平均して高さが出せたこと、グラブ(板をつかむ)とか着地のクリーンさとか、練習以上の滑りができたことがよかった。高さは自分のこだわりで、一番注目してほしいところ」と会心の出来に柔らかな笑みがこぼれた。
自己最高に並ぶ2位に入った1月のW杯後はスイスに残って調整。練習中に腰を強打し、8日の公式練習でも再び転倒して涙を流していた。「重圧や期待も受け止めて、自分の滑りに集中できたら」と痛み止めの薬を飲み、テーピングで固定して大一番に臨んだ。
冬季五輪日本女子最年少表彰台は、10年バンクーバー大会女子フィギュアスケート銀メダルの浅田真央の19歳153日だ。「今まで練習してきたことを全部、悔いなく出せるように頑張りたい」と小野。決勝では難度の高いエアの大技も用意しており、女子高生ボーダーが歴史を塗り替える。
2/10(木) 6:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c86a7093d559fe6398cbb0c32edf73ef51a2be5d
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