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【高校退学は違法?】高校生3人 女湯のぞいて盗撮、 静岡地裁の判決は?
1 朝一から閉店までφ ★ :2022/02/09(水) 05:31:43.58
2022年02月08日(火)
女湯をのぞき盗撮をしたとして高校を退学になった男性3人が処分の取り消しを求めていた裁判で、静岡地方裁判所は8日、3人のうち1人の処分を取り消す判決を出しました。
判決によりますと、男性3人は県立高校に通っていた去年6月、部活動の大会のため宿泊していたホテルで、仲間と女湯をのぞいた上盗撮をしたとして、その後学校から退学処分を受けました。警察で復元された動画にはタイルのようなものが写り、人物は写っていなかったということです。
3人は、退学処分は校長の裁量権を逸脱、濫用した行為で「違法」、高校に登校する機会を奪われて精神的損害も受けたとして、県を相手に裁判を起こし、退学処分の取り消しと慰謝料など1人55万円の支払いを求めていました。
8日、静岡地裁の増田吉則裁判長は、3人のうち1人について「その場で笑っていたり、動画を見ようとしていたが、のぞきや盗撮をしたとまでは認められない。学外への排除が教育上やむを得ないと認められる程度とは言えない。退学処分は校長の裁量権の濫用で違法」として処分の取り消しを命じました。
退学処分の効力が停止される他、浴場にいて一定の関与はあったとして、損害賠償を求める訴えは棄却しています。
残る2人の請求は棄却して認めず、のぞきや盗撮をしたと認定した上で「悪質な行為で被害生徒に与えた精神的苦痛は重大として、退学処分は適法」との判断を示しました。
地裁の判決を受けて県教育委員会・高校教育課は「判決文を精査して、控訴の必要性を検討します」とコメントしています。