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「審査員は全く異なる方法で測定し、新しい手順だった」高梨沙羅を含め女子5人が混合団体で失格…各国から怒りと疑問の声
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北京五輪のスキージャンプ混合団体(7日、国家スキージャンプセンター)で、高梨沙羅(25=クラレ)が1回目でスーツ規定違反によりまさかの失格。メダル獲得が期待された新種目だったが、103メートルの大ジャンプが幻となり日本は4位に終わった。
今回の混合団体で失格となったのは高梨だけではない。日本を含め4か国、しかも優勝争いに関係のある強国の女子トップ選手だけが5人失格となった前代未聞の事態に、各国からは疑問が声を上がっている。
憤りを抑えられなかったのは、2大会連続銀メダルのカタリナ・アルトハウスらが失格となったドイツのシュテファン・ホルンガッハー監督だ。ドイツ「ZDF」やスポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」に対し「これはもはやスポーツの精神に反する。完全にクレージー。我々にはなんの説明もなかった」と激怒。同国チームマネジャーのホルスト・ヒュッテ氏は「〝スキャンダラス〟とまでは言わないまでも、非常に疑問のあることだ。私たちは皆、理解できない」と首をかしげた。
また「ZDF」は「優勝候補のスロベニアは何の問題もなく通過し、金メダルを獲得した」と、国による不公平さを示唆している。
ノルウェー女子代表で失格となったシリエ・オプセトも同国の「VG」に対し「審査員らは全く異なる方法で(スーツを)測定し、新しい手順だった」と振り返った。ブラーテン監督は「非常に苦痛。なぜ失格になったのは女の子だけなのか? 残念ながらこの日は我々のスポーツにとって悲しい日だ」と語った。
いずれのメディアも「世界トップクラスのサラ・タカナシが最初に失格になった。タカナシは涙を流した」と記している。原因究明がなされない限り、今後も同様の悲劇が繰り返されそうだ。