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フジテレビ、“超大型赤字”の影響は社内だけじゃない? リストラは大物タレントにも
フジ・メディア・ホールディングスは3日、子会社のフジテレビが1月に希望退職者を募集したことに伴い、2022年3月期決算で特別損失を約90億円計上すると発表したことを、各メディアが報じた。
報道をまとめると、フジテレビの社員数は昨年3月末時点で約1300人。50歳以上で勤続10年以上の社員を対象に実施したが、応募者数は非公表としている。
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通常の退職金に加え、特別優遇加算金を支給。希望者には再就職支援も行うというが、広報担当者は「50代の社員に対し、今後の選択肢を増やすため」と説明。中途採用も行い、職場の人員構成の若返りを図っているというのだ。
「2017年にも、早期退職者を募集した。その時は50歳の場合、特別加算金は7000万円ほどだったが、応じたのはわずか10人弱。しかし、今回は50歳の希望者の場合、特別加算金が1億円と言われ、59歳でも特別加算金が2千数百万円というから、かなりの厚遇。これだけの〝超大型赤字〟を計上したということは、かなりの人数が退職することになるのでは」(放送担当記者)
かつては、視聴率の年間三冠王に君臨していたが、今やすっかりその座を明け渡し、「振り向けばテレ東」と言われるほどに視聴率が不振。それだけに、今回の募集への希望者も多かったようだが、今後、関係各所に特別損失計上の余波が及びそうだというのだ。
「まず、社員のボーナスや給与は大幅にカットになるだろうから、転職者が増えるだろう。番組のセットも簡素になるだろうし、ビートたけし、所ジョージ、加藤綾子アナウンサーら高額ギャラに見合わないタレントたちは〝リストラ〟だろう。そうでもしないと、社員たちも納得しないだろう」(同)
他局の同年代にしたら、会社を辞めてもたっぷり金がもらえる希望退職者たちをうらやんでいるはずだ。