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だいじょうぶだ〜!犬の耳をふさぎ、花火の音から守ってあげる少女
動物は全般に大きな音に弱いと言われていますが、犬の先祖である狼は群れで行動するため、特に防御本能が高いようです。
群れで静かに寛いでる所に突然大きな音がすると、群れ全体がパニック状態に陥ってしまいます。
そうなるともう収拾がつきません。
つまり、花火のような大きな音を怖がるのは犬の本能なのです。
家の前に立っていた少女と犬。そこに突然大きな音が響き渡った。すると少女はとっさに犬の耳をふさいだのだ。その音が聞こえなくなるまで。
多くの犬は、花火や雷などの大きな音が苦手だ。少女は、犬が怖がらないよう、犬の耳をふさぐことで音を軽減させてあげようとしたのだ。
犬を思いやる少女の気持ちが心にじ~んと沁みてくる。
Don’t be scared of the fireworks, I’ll cover your ears.
この動画は、中国の江西省で撮影されたものだそうだ。旧正月の到来で、いたるところでお祝いの爆竹や花火が鳴らされていたという。
家の前に愛犬と立つ2歳の少女の姿を母親が撮影していた時のこと。少女はいとおしそうに愛犬の頭をやさしく撫でていた。すると突然大きな音が聞こえてきた。
少女は咄嗟に2つの小さな手で犬の両耳を塞いだ。こうすれば犬が怖い音を聞かなくて済むと思ったのだろう。
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少女だってまだ小さな子供だから大きな音は怖かっただろう。だが愛犬を守ることの方が少女にとって大切だったようだ。
音が鳴りやむと、少女は犬の耳から手を放し、また犬の頭をなではじめた。
少女の自然にとった行動は、いつも犬のことを大切に思っている気持ちがあふれ出ている。
実際に犬は、花火や雷など、鼓膜を圧迫するような音を苦手とする場合が多く、震えたり、パニックを起こしてしまう子もいるという。
音を遮断し、リラックスさせてあげることで恐怖心は緩和されるそうだが、こんな小さな少女が、そのことを知っていたのかどうかはわからない。ただただ犬を守りたい、その一心が少女を動かしたのだろう。
追記:本文を一部修正して再送します。
[もっと知りたい!→]少女が海で遊んでいたのをじっと見守っていた犬だったが、危ない!と判断。少女を海から救い出そうとする(フランス)