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【11度目】カナダ当局が韓国産キムチにリコール命令…大腸菌感染患者が14名発生 「深刻な被害発生」レベルに
カナダ食品検査庁(CFIA)は、ブリティッシュコロンビア州など4カ国で販売された製品が大腸菌に感染した可能性があると警告し、リコール措置を断行したと先月28日、明らかにした。
リコール対象はブリティッシュコロンビア州などで販売されたティブラーダーズフード&トレーディング社(T-Brothers Food & Trading)が流通した製品名「韓国キムチ」だ。
正味重量1670g、賞味期限は29日までの物で、2リットルの容器に入れて販売されたキムチだ。 CFIAは英語ではなく韓国語で表記された韓国ブランドオリジナルキムチに対してリコール注意報を発令した。継続調査中であり追加のリコールもありうるという。
カナダ当局の当該報告キャプション
CFIAはアルバータで13件、サスカチュワンで1件など、全14件の「腸出血性大腸菌(E.coli O157:H7)」患者を確認したと明らかにした。彼らは昨年12月初めから先月初めに感染したことが確認された。
食品検査庁はリコールを断行し、「消費する際に深刻な被害発生」レベルである「Class 1」等級に危険度を分類した。該当製品で腸出血性大腸菌(O.Coli O157:H7)に汚染された可能性が発見されたため。
「O.Coli O157:H7」は血清型細菌種であり、毒性を有する大腸菌である。該当細菌を含む製品は外見上問題がなく、臭いも出ないことが確認された。しかし、摂取時には病気を引き起こす可能性があります。
CFIAは、該当するキムチが接触していたカウンタートップ、容器、食器、冷凍・冷蔵庫など接触した可能性のあるすべての表面と保管領域を清掃して消毒するように要請した。大腸菌に感染した場合、他の人との接触を避けるようにも指示した。
リコール処分された当該製品
細菌にさらされると、吐き気や嘔吐、軽い腹部痙攣、稀な下痢などが発生する可能性があるとのこと。酷い場合は発作や脳卒中、腎臓に永久的な損傷を与える可能性がある。
カナダでのキムチのリコールは今回が初めてではない。 CFIAによると、2019年5月にハンガサで流通した「ファーストチョイス」ブランドのキムチがカビのためにリコールされた。該当製品は「健康に悪影響を及ぼす可能性がない」段階である「Class 3」で比較的軽いレベルであった。その他にも、2014年2件 、2017年1件、2018年3件 、2019年3件のリコール例がある。
一方キムチは’2020 Made in Vancouver Award’最高人気製品トップ5(Top5)に選定され、プレミアム健康食品として定着している様子だが、今回のClass1のリコールはその人気に影響を与えるかもしれない。
コリア・エコノミクス 2022年2月4日
https://korea-economics.jp/posts/22020403/