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阪神・佐藤輝明 緊急改造「いい打球いっている」 藤井康コーチ3日間密着指導
阪神春季キャンプ(3日、沖縄・宜野座)緊急改造! 阪神・佐藤輝明内野手(22)が3日、バットを寝かした打撃フォームを、立てて構える元の形に戻した。3日間の密着指導を行った藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ(59)が明かした。5日の紅白戦では紅組の「4番」で出撃予定。白組の4番・大山に打ち勝ち、先発・藤浪を攻略し、試行錯誤したからこそたどり着いた本来の形で進化をみせる。
迷い、悩んだからこそ〝本来の姿〟が合っていると自信が持てた。藤井康1、2軍巡回打撃コーチから受けた3日間の密着指導で緊急改造。とことんバットを振り込み、助言をもらい、そして佐藤輝が下した決断は、新フォームから元の形に戻すことだった。
「いい感じだと思います。いい打球がいっていたと思います」
もともとはグリップを高く、バットを立てて構えていたが、より球を長く見極め、確実性をアップさせるために、昨年11月からバットを寝かせる新フォームを試してきた。当然、キャンプインから取り組んできたのもこのフォームだ。しかし、数多の大砲を育ててきた名伯楽の目には、体の動きに合っていないように映った。藤井康コーチは説明した。
「きれいに体全体プラス、バットも一緒に全部が連動してくれないとダメ。それでいま、寝かすというよりもまた元の形に戻している感じ」
大事なのは体の連動性。〝回転して打つ〟ということ。新打法ではそれができていなかった。特に4スタンス理論で重心の位置が、かかと・内側にあるされる「B1」タイプの佐藤輝は後ろ側の軸で回転できることが肝だ。大雨で室内での打撃練習となったこの日も、ティー打撃を行っては藤井康コーチと対話の繰り返し。室内ロングティーでは、後ろからじっと打球を見つめるコーチの姿があった。
もちろん、取り組んだことはムダではない。より高みを目指したからこそ、過去といまを比較することができた。そして、後ろ軸の重要性にたどり着いた。佐藤輝は「それ(後ろ軸)がB1タイプ。そういうのも取り入れつつ、自分の感覚に落とし込んでやっていきたい」と力を込める。藤井康コーチも「形自体はよくなっている。きょうが(3日間で)一番よかった」とうなずいた。
手応えを感じた本来の形。5日は今キャンプ初実戦の紅白戦が行われる。佐藤輝は紅組の「4番・右翼」で出撃予定。白組の4番は大山。矢野監督が4番候補にあげる2人の大砲が、チームを分けて争う形となったが、佐藤輝は「4番目に打つということですね」と自然体を強調した。
そして、白組の先発は藤浪だ。昨年も紅白戦で対戦しオール直球勝負の末、155キロにバットが空を斬った。「(去年は)三振だったので、今年は前に飛ばせるように」。1年間の成長を試す絶好の相手といえる。
「いろいろ試しているので、なんとも言えないですけど、打てるに越したことはないので頑張って打ちます。紅白戦でもいい打球が出せるように頑張っていきます」
試行錯誤があったからこそ、帰ってこられた原点。プロの洗礼を食らった先輩を打ち砕き、つかんだ自信を確信に変える。(原田遼太郎)
>藤井康1、2軍巡回打撃コーチから受けた3日間の密着指導で緊急改造。とことんバットを振り込み、助言をもらい、そして佐藤輝が下した決断は、新フォームから元の形に戻すことだった。
結局元に戻すんか、まぁ色々試すのは悪くないもんな^_^
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1b6adf7d953ba29690711d5740d4a786779cf0d …