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【悲報】メタバース 一兆円の赤字!!!!!!!!!!!!!!!!!
すんくぼ(久保田 瞬)
業界動向
Meta(旧Facebook)は、日本時間2022年2月3日、2021年度第4四半期及び通期の業績を発表しました。全社としての通期の売上は1156億55万ドル(約13兆1700億円)、利益は467億53万ドル(約5兆2400億円)でした。メタバース構築に取り組むVR/AR部門では、通期の売上は22億74万ドル(約2600億円)、101億93万ドル(約1兆1600億円)の損失でした。
Metaは、メタバース構築へ舵を切った2021年10月末の社名変更後、初めての決算発表。これまでは、広告外収入として窺い知ることしかできませんでしたが、今回の決算発表から明確にVR/AR部門であるReality Labsの業績が公開されました。なお、Reality Labs部門には、VR/ARに関連するコンシューマー向けハードウェア、ソフトウェア、コンテンツが属するとのこと。
Reality Labsの通期売上は、2020年通期と比べると約99%の増収となりました。2019年から2020年は127%の増収となっており、毎年2倍となる急成長を見せています。なお、2020年は10月に一体型VRヘッドセットMeta Quest 2(旧Oculus Quest 2)の発売があり、2021年は新型ハードウェアの発売がありませんでした。
また、Metaは投資家向けのEarning Callの中で、VRコンテンツのストアでの売上が10億ドル(約1,140億円)を超えたことを明らかにしました。ハードウェアの普及に合わせてVRコンテンツ市場も急成長しています。
Reality Labsでは、黒字が拡大したMeta全体の業績と対照的に2021年は前年よりも赤字幅が拡大しています。CEOマーク・ザッカーバーグが、メタバース構築に年間100億ドル(約1兆1400億円)の投資を行っていくと公言していましたが、まさにその規模の莫大な投資を加速させながら行っていることが分かります。
なお、四半期ベースで概観すると、ホリデーシーズンを含む2021年第4四半期(10-12月)は、売上は8億77万ドル(約1000億円)で年間の40%近くを占めています。2020年は第4四半期だけで年間の60%以上の売上を達成していました。