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北京五輪モーグル女子・予選1回目 川村あんり、予選5位で決勝進出 大技「コーク720」も解禁 星野純子も6位で予選通過
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北京五輪は3日、あす4日の開会式を前に雲頂スノーパークでフリースタイルスキー・モーグル女子の予選1回目が行われた。日本勢の個人競技として先陣を切った金メダル候補の川村あんり(17=東京・日体大桜華高)が安定した滑りで予選1回目の上位10人に入り、6日の決勝に進出した。
五輪直前のW杯モーグル第9戦を制し、今季W杯3勝と勢いに乗る川村は第1エアでバックフリップを決めた。第2エアではW杯9戦で封印していた縦1回転、横2回転する大技「コーク720」も披露した。28秒33のタイムでスピード16・07点、ターン49・8点、エア10・49点の計76・36点で5位に入り、予選を難なく通過した。
また、星野純子(リステル)も75・38点の6位で予選を通過した。住吉輝紗良(日大)は68・14点の15位、冨高日向子(多摩大)は65・08点の18位で6日の予選2回目へと回った。
川村の最大のライバルで五輪2連覇を狙うペリーヌ・ラフォン(フランス)は81・11点で2位、ジャカラ・アンソニー(オーストラリア)は83・75点で1位の圧巻の滑りで決勝進出を決めた。
◇川村 あんり(かわむら・あんり)2004年(平16)10月15日生まれ、東京都出身の17歳。3歳でスキーを始め、4歳からモーグルを開始。W杯デビューした19年の開幕戦でいきなり2位に入り、同シーズンの国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー女子の新人賞を獲得。東京・日体大桜華高2年。
▽モーグル ノルウェー語で「雪のコブ」を意味する。その名の通り、数多くのコブが配置された急斜面をスピードに乗って滑り降りるフリースタイルスキーの種目。100点満点の採点競技で、コブに沿って滑るターンの比重が60%と最も高く、勝負の鍵となる。2カ所のジャンプ台で繰り出す空中技「エア」も見せ場で比重は20%。残り20%をタイムが占める。