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阪神1位森木大智が高知高の卒業式出席「自分磨かれた」英気養いキャンプ合流へ
阪神ドラフト1位森木大智投手(18)が1日、高知高の卒業式に出席し、中学時代から6年間通った学び舎を巣立った。「紆余(うよ)曲折ありましたけど、そうすることによって自分自身が磨かれたかなと思います。内容の濃い6年間でしたし、本当に良い経験させてもらいました」と振り返った。
前日1月31日は、野球部の専用グラウンドで“最後の練習”を行った。毎日自転車で学校から通ってきた道をランニング。グラウンドではキャッチボールを行い投げ納めた。「僕が小学6年の時に感じ取れた『高知中は細かい野球』をするチームというところで、感じ取れたのが今、よかったなと思っています」と6年前の自分に語り掛けるように言った。
高知中時代から6年間指導した浜口佳久監督(46)は「一緒に高みを目指して大智と作り上げていく中で、逆に僕の学びがあった。それが大きかったですね、濃い6年間でした」と感慨深げ。なかでも中学3年時、中学軟式史上最速の150キロを投げた試合は「本当に今でも脳裏に焼き付いている」。プロへ巣立つ教え子に「親心というか、故障なく1日でも長く野球してもらえればと思う。欲を言えば日本を代表することだけでなくて、阪神ももちろんなんですけど、メジャーとか世界の舞台で活躍してほしいと思います」と願った。
森木は久々に野球部の仲間とも再会し英気を養ったようす。2日から高知・安芸で行われている2軍キャンプに合流する。【中野椋】