【悲報】矢野監督、いくらなんでも話が長すぎる

　－全体ミーティングではどんな話を。 　「スアレスが抜けた穴というのはね、チーム戦力的にもかなり大きい部分なんで。でも、若い選手やピッチャー陣にとってはひと枠空いたのでね。それは大きなチャンスだと思うし。
若い投手含めてね、その穴を１人で埋められなくても２人３人で、野手がもう１点取れればピッチャーだって楽だし。しっかり守ってやればその穴も埋められるし。そういう全体で、現状は戦力的にはダウンという感じかもしれないけど、キャンプが終わったときにレベルアップできているというね、穴を埋められて成長できたというキャンプにしていこうと、そういう話をしたのと…」 　

（続けて） 　「もう１個は俺の中で今シーズンをもって監督は退任しようと思っているので、それを選手たちに伝えて。これは伝えたからって選手にどうしてほしいというわけではないんだけど、俺も選手たちに後悔のない野球人生を歩んでもらいたいとか、昨日の自分を超える日々を過ごしてほしいとか、何か言っている中で。俺自身、何か退路を決める中で、監督として今日のあいさつも今日が『最後だな』と気持ちを持ってあいさつをさせてもらったし、明日の２月１日の１日というのも、もう帰ってこない１日なので。その１日も逆に退路を決める、『来年はもう監督という立場でここに来ていることはないんだな』という気持ちを持って、自分も挑戦していきたい。

それがチームのためにも選手のためにも、申し訳ないけど俺のためにもなるのかな、という決断で決めたことだったので。そういうふうに伝えさせてもらいました」 　
－決めたのはいつだったのか。 　

「続投要請をね、球団からしてもらっていたときに、自分の中でもいろいろ考えることも多くて。決めたのはもちろん、シーズン終わってからですけど、何が一番チームにとっても、選手にとってもいいのかなっていう中で、そういう決断に、シーズンが終わって、決めました」 　

－話をしたときの選手の雰囲気や表情は？ 　「どうなんかな。オレも気持ちが入って話をさせてもらっているんで。みんなマスクもしてるしね。全員の表情は分からないけど、オレもこみ上げてくるものがやっぱりあったし。でもスタートなんでね。なにも後ろを向いてやるためにそんなことを言ったわけではないし、おれがやめることでがんばってくれというんじゃなくて、オレも選手の見本になりたい。で、１日１日やり切りたいというのを伝えさせてもらってので、んー、どうなんかな。はっきりはわからんけど、思いはしっかり伝えたというのは、自分の中ではある感じです」

「今までのスローガンを振り返りながら話もさせてもらったんですけど、挑戦しないのはオレたちの野球じゃないし、そういうところで怖さがあるのもよく分かるし、うまくいかなくてへこむのもよくわかるし、でも最後は挑戦して前向いてやっていくしかないんで、そういうふうな姿勢を見せてくれると思うんで、そういうのが明日から見られると思うと、楽しみです」 　

－有観客キャンプについて。 　
「うーん…。沖縄の状況も考えるとね、喜んでというのは難しいところなんですけど、僕たちだけのことを考えればやっぱり見てもらうというところでは、ファンの人に来てもらうのは大きなことなので、またシーズンの試合では見えない部分っていうのはキャンプで見てもらえるところはあるし、ファンの人が見てくれるというのは僕たち個人としては、チーム個人としてはうれしいことだなと思っているので、相乗効果というかお互いにとっていいことになるなあと、そういう部分についてはうれしく思っています」 　

－キャンプインへの意気込み 　「去年の悔しさをもちろん持っていますし、でも去年やれた成長できた部分もたくさんあるので、１年間、去年のシーズンも長いなと思いましたけど、その長いシーズンを乗り越えていけるそういう自信があふれるようなそういうキャンプにしていきます」