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阪神・佐藤輝明 バットを90度に寝かせる「22年型新フォーム」 2年目の進化へ「試しています」
阪神・佐藤輝が2年目のキャンプインを翌日に控えた31日、グリップを体の近くで構え、バットをほぼ90度に寝かせる「22年型フォーム」を打ち出した。
「いろいろ試しています」
構えた際のグリップの位置と、バットの角度から昨季との違いが見て取れる。より側頭部の近くまで手の位置を移動させ、ほぼ真上に向けて立たせていたバットは、90度に近い角度で寝かせた。新人だった昨季1年間を通じて得た経験と課題を元に、自らの弱点を克服すべく自らのフォームに改良を加えた。
「グリップを体の近くで構えることを意識しています」と説明し、「直球に対応するためか?」の問いに「はい」とうなずいた。
昨季は球種別打率で直球に対しては・210。特に高めのゾーンに限ると・065(46打数3安打)の大苦戦だった。“泣き所”への対策なくして、2年目の進化は望めない。プロの快速球にどう対応するかを昨季終了後から考え、よりベストなフォームを模索し続けてきた。きょう1日から迎える1カ月間のキャンプでも同様に、最適な“解”を見つけるべく試行錯誤を続ける。
「去年の11月くらいから試して、まあいろいろ。このキャンプで決めていけたらいいなと思います」
全体ミーティングでは矢野監督から今季限りで退任する意向を伝えられた。2年前のドラフト会議で自らを4球団競合の末に引き当てた指揮官の花道を飾るには、背番号8の1年間通しての躍動が必要不可欠だ。「レベルアップして、自分で考えてやっていきたい」。日本一への思いをさらに強めた大器の、2年目の戦いがいよいよ始まる。(阪井 日向)
新フォームはまだ試行錯誤の段階。キャンプ中も要注目して見ていきます。
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