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全豪OP女子シングルス決勝 アシュリー・バーティがV 地元選手の優勝は44年ぶり
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[2022年1月29日19時42分]
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<テニス:全豪オープン>◇29日◇女子シングルス決勝◇優勝賞金287万5000豪ドル(約2億4000万円)
世界女王のアシュリー・バーティ(25=オーストラリア)が44年ぶりの地元女王の快挙を成し遂げた。第27シードで同30位のダニエル・コリンズ(米国)を6-3、7-6のストレートで勝ち、78年クリス・オニール以来、44年ぶりに地元女子選手として全豪を制した。4大大会では、19年全仏、21年ウィンブルドンに続き通算3度目の優勝となった。
マッチポイントでフォアのクロスが決まると、物静かなバーティが初めてほえた。両手の拳を力いっぱい握りしめ、体が震えるほどの雄たけびを絞り出した。地元のすべての観衆を味方に付け、悲願の優勝に向け、ひた走った。「夢が実現した瞬間だった。地元の皆さんと優勝を分かち合えるのは最高の気分。オーストラリア人であることを誇りに思う」。
第1セットは2オールから3ゲームを連取して、6-3で先取。第2セットは1-5と、一時は残り1ゲームで、今大会初めてセットを落とすところまで追い詰められた。しかし、驚異的な追い上げを見せ、タイブレークで優勝をもぎ取った。
一時期、テニスから離れ、プロのクリケット選手に転向したことがある。11年にウィンブルドンのジュニアを制し、将来を期待されたが、燃え尽き症候群に陥った。14年全米を最後に「旅ばかりの生活に疲れた」と、テニスから離れた。
クリケットは初心者だったが、テニスとは全く異なる団体戦に興味を持った。指導を受けると、めきめきと実力を付け、ブリスベンのチームとプロ契約。プロリーグで活躍したが、16年に「テニスが恋しくなった」と、ツアーに戻ってきた。
世界ランキングは消滅していたため、ツアー下部大会の最も低いレベルから再出発。わずか3年で、19年全仏で4大大会初優勝。世界1位の座まで上り詰めた。そして、この日、歴史の名を残す地元のヒロインとなった。
(略)
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