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【祝報】モリキャノン!?阪神1位森木大智100m大遠投「8割の力」と思えぬスピン
1: 風吹けば名無し 2022/01/30(日) 08:19:36.96 ID:QkYiPCNmM
森木は手足を伸びやかに使い、投球と同じようにノーステップで腕を振る。大きな弧は描かない。きれいなスピンの白球が、米粒のように小さく見える同期の中川のミットに収まった。
「久しぶりです。100(メートル)近くですね。自主トレもいい感じにできたので、これぐらいの遠投は大丈夫かなと思いました。体の使い方で飛ばしている感じなので、8割ぐらいの(力加減の)イメージで投げています」
入団時のプロフィルでは遠投は115メートル。もちろん強肩を誇示するための練習ではない。高知高でも調整に取り入れてきた。この日はノーステップだけでなくワンステップを入れたり、フォームを少し変えたり。キャッチボールの延長では済まさず、森木なりの考えを体現していた。
「遠投になったら少し左肩が上がってくるので、右足に(体重が)乗りやすい。ボールの回転も確認しやすい」と意図を説明した。
様子を見て驚いていたのが、キャンプで森木を預かる久保田2軍投手コーチだ。救援トリオ「JFK」の一角で05年の優勝に貢献したストッパー。当時から“遠投マニア”で、盟友ウィリアムスとのキャッチボールにほぼ毎日取り入れていた。森木の強肩ぶりに「僕より強い」と笑った。
「最近は大きく離れて遠投する子が少ない中で、高卒であれだけやっているのを見ると、いい球も投げていたし、頼もしく感じた。遠投の重要性は僕自身も感じている。(調整方法は)人それぞれなので、強制はしないけど、うれしいというか。続けていってほしいですね」
シーズン90試合登板(07年)のプロ野球記録を保持する同コーチ。伝説の鉄腕もほれ込む“豪腕”ぶりで素材の良さを示した。
森木は5度目のブルペンにも入り、捕手を立たせて全変化球を含めて30球を投げた。キャンプは地元高知の2軍でスタートする。首脳陣は大注目の実戦デビューを急がせない方針。だが、今すぐにでもマウンドに上がれそうな馬力あふれる姿に、期待感は大きく高まった。【柏原誠】
○…森木は実戦デビューの時期は焦らずにキャンプに挑む。練習試合は6試合組まれ、地元での登板も期待されているが、平田2軍監督が前日28日に「張り切り過ぎてはいけない。今は2月下旬に投げさせるプランはない」と慎重な姿勢を見せている。森木も「そこは首脳陣の判断だと思う。自分のペースでじわじわとやっていく中で、実戦を経験できればラッキーかなぐらいでいる」と、気負わずに調整する。
◆久保田の鉄腕伝説 1年目の03年5月24日ヤクルト戦で156キロを計測し、それまで球団最速だった福原の155キロを更新した。05年には藤川、ウィリアムスと勝利の方程式「JFK」を形成し、27セーブで優勝の立役者に。後に抑えを藤川へ譲り、07、08年と2年連続最優秀中継ぎ投手。07年の90試合登板は、現在もプロ野球シーズン最多記録である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a92aa3e4df890c37caa05b04d88ae735cc42e7a