あわせて読みたい
YOU、ダウンタウンと初共演した“試練”で「血尿出た」 放送作家が回想「ひと月無視され続けた」
女優としても活躍するタレントのYOUは、ダウンタウンとの出会いがなければテレビの仕事はしていないという。そんなYOUを当時ダウンタウンが木曜日パーソナリティを務めていた深夜ラジオ番組『MBSヤングタウン』(MBSラジオ)の新レギュラーに推薦した放送作家・倉本美津留氏が、「おもしろい子がいる」と見出したきっかけやダウンタウンと共演したYOUの試練を振り返った。
26日深夜放送のラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)に出演した倉本美津留氏。『MBSヤングタウン』やバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系/1997年11月終了)をはじめ『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)などを手掛けており、ダウンタウンとの関わりは長い。
まだ3人組バンド・FAIRCHILD(フェアチャイルド)のボーカルとして活動していたYOUを偶然にテレビで見かけたのは1989年頃だった。泉谷しげるがMCを務める音楽番組『HITS』(テレビ朝日系/1989年6月終了)で泉谷の横にちょこんと座った着ぐるみ姿の女の子がおもしろいコメントをするので気になったという。ちょうど『MBSヤングタウン』のディレクターから女性パーソナリティが辞めるため後任を探していると聞いてYOUを推薦したところ、即決で採用されたそうだ。
YOUはこれまでにも『MBSヤングタウン』のエピソードを何度か話しているが、19日深夜放送のトークバラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)ではダウンタウンとの初共演を描写した。ブースに松本人志、浜田雅功、今田耕司と4人座っていたが、生放送にもかかわらず松本と浜田は2人でずっとしゃべり続け20分ほど経っても全くYOUに触れない。ビクビクしながら「すみません、自己紹介させてもらっていいですか」と切り出したところ、浜田が「ちっ」と舌打ちして「したらええやん」と返したという。それから2週間過ぎて浜田や松本が急に振ってくれるようになったため、YOUはダウンタウンが「俺らの領域にコイツを入れていいか?」と考えた末に許してくれたのだと感じてホッとしたそうだ。
しかし『TOKYO SPEAKEASY』で倉本氏は、YOUがダウンタウンに無視されたのは初回だけでなく「ひと月ぐらい無視され続けた」と回想しながら「YOUに後で聞いたけど『血尿出た』とか言うとった」と明かしていた。実は『HITS』に当初“乱入”という形で登場したYOUは、泉谷しげるにユニークな衣装をいじられると頭を撫でてツッコんだり、泉谷が漢字の読み方を間違えれば「ぎゃはは」と笑いながら「だせえ!」と大喜びして「これYOUちゃん! そんなに失礼にウケるもんじゃありません」と苦笑させたものだ。そのキャラから一変して『MBSヤングタウン』では緊張が続いたため、かなりストレスを抱えていたのだろう。
その経験があったからこそ、YOUは『ダウンタウンのごっつええ感じ』でどつかれてもリアクションして笑いに変えるまでに成長したのである。2014年には『王様のブランチ』(TBS系)で「あの番組に出なかったら、私はテレビのお仕事をしていなかった」とまで吐露していた。
画像3枚目は『TOKYO SPEAKEASY 2022年1月26日付Twitter「今夜のお客様は、、、倉本美津留さんと@kuramotomitsuru」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)