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【久保康生コラム】17年オフに来季契約を結ばないという旨の通知をされました
秋山は09年のドラフトから思い返せば、指導の時間が長い選手でした。入団1年目の10年から無四球完封試合を達成するなど4勝を挙げました。実力の片鱗を見せてはいましたが、長く迷ったというか、ようやく自分らしさを発揮できていますね。
昨年、契約更改を終え、シーズンの報告をもらったとき年俸の大台超えを知り「よかったなあ。牛歩戦術やったけどなあ」とお話しさせていただきました。
制球力の良さと、ボールを前でリリースできる特性を開花させることができましたね。入団以来、ずっと見ていて実践してくれているのは、プレートでの立ち方。軸足の右足と踏み出す左足を離さず、小さく足を踏み替えて投球の始動をすることを守ってくれています。
打者が勝手に考えさせられてしまうボールというのでしょうか。投球すべてが長方形の立体であるストライクゾーンに向かってくる軌道を描きます。理にかなったフォームからそういう出どころ、リリースポイントで投球を繰り出します。
ボール球でもストライクゾーンをかすめるように通過していく。様子を見ようとすると簡単にストライクを取られてしまう。全部、打ちたくなるようなボールがくるのに、打ちにいくと逃げ、見送るとストライク。ストライクとボールがはっきりしている投手の真逆です。選球が非常にしづらい投手ですね。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/51ce59c1836894c66cc66b242f9721898e37eb02
140kに満たないストレートで打者が振り遅れたり打ち損じたり。かと思えばズバッと外角低めに糸を引くような真っ直ぐで見逃し三振。
早いカウントで打者を打ち取るから野手のリズムを良くなって打線の援護も得られる。
この2年で投球術が理解できたんじゃないかな。
今年二桁勝てば本物だと思う!
打者がボールと思えばストライク、打ちにいくと当たらない。まさに言い当ててるね。
140キロにも満たないストレートなのに不思議。
久保さんにしても高代さんにしても優秀な方だけど、彼らに任せっきりにしてしまうと、次世代のコーチが育たない。
球団としてもそこが悩ましい。