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【国際】ウクライナ情勢 米国務長官“ロシア側の要求 応じられない”
ウクライナ情勢をめぐり、アメリカのブリンケン国務長官はロシアがNATO=北大西洋条約機構をこれ以上拡大させないよう要求していることに対し応じられない考えを書面で回答したと明らかにし、ロシア側に対応を迫りました。
緊張が続くウクライナ情勢をめぐって、アメリカのブリンケン国務長官はロシアのラブロフ外相との先週の会談でNATOをこれ以上拡大させないことへの保証を求めるロシア側の要求に書面で回答すると伝えていました。
ブリンケン長官は26日、記者会見し、モスクワに駐在するアメリカのサリバン大使がロシア側に書面を届け回答したと述べました。
ブリンケン長官は書面の詳しい内容は公表できないとしながらも「NATOのドアは開かれているという原則は維持する」と述べ、ロシア側の要求には応じられない考えを伝えたことを明らかにしました。
ただ信頼関係の構築のために軍事演習の在り方などをめぐっては議論が可能だとする考えも伝えたとしていて、ロシア側に対応を迫る形になっています。
ブリンケン長官は「ロシアが書面を検討したあと、近くラブロフ外相と協議することになるだろう」と述べたうえで「ロシアが外交と対話の道を選ぼうともウクライナへの侵攻を決断しようとも、われわれは準備はできている」と述べ、ロシア側を改めてけん制しました。
(略)
2022年1月27日 6時15分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220127/k10013452091000.html