あわせて読みたい
阪神・青柳 開幕争い歓迎 伊藤将の宣戦布告に悠然「誰もが目指す場所」
阪神は26日、毎年恒例の夏イベント「ウル虎の夏2022」の概要を発表した。同日に兵庫県西宮市の球団事務所で矢野監督、選手らが着用するサードユニホーム「ウル虎イエローユニホーム」のお披露目会見が行われ、坂本誠志郎捕手(28)と青柳晃洋投手(28)が出席した。
新たな戦闘服を身にまとい、白い歯をこぼした。開幕投手を目指す青柳だが、伊藤将もその座を狙っていることを聞くと、歓迎した。
「僕(で)決まったわけではないので。先発投手は誰もが目指す場所だと思いますし、2年目の将司からそういう言葉が出てくるのは素晴らしいこと」
昨季13勝を挙げ、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた右腕は筆頭候補。ただ、それ以上に優勝に懸ける思いがあるからこそ、若手の台頭を願う。春季キャンプを控え、「僕より若い選手が多くいるので、そういう選手たちが切磋琢磨(せっさたくま)してチーム力が上がったら、優勝に近づくと思う」と悠然と構えた。
虎の顔がプリントされたど派手なユニホームで臨んだ昨季の「ウル虎の夏」には、鮮烈な思い出がある。7月12日・DeNA戦。7回3失点(自責1)で自身は白星こそ逃したが、3点を追う九回に、大山のサヨナラ適時打などでチームは大逆転勝利を収めた。良いイメージの付いた虎の目が、今季のユニホームでも右胸付近にギョロリとのぞいている。
目前に迫った球春。「優勝するためのキャンプをこなしていきたいなと思います」と気合十分。いくつものデザインが結集したユニホームのように、チーム一丸で頂点を目指す。