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【中国】 IOC会長、習主席と会談 街にはバッハ氏の“銅像”も
北京オリンピックの開幕まであと9日。現地入りしたIOCのバッハ会長は早速、習近平国家主席と会談。街中には、バッハ氏に対する厚遇ぶりがうかがえるあるものも設置されました。
マスク姿で写真撮影をしたあと、対面での会談に臨んだ中国の習近平国家主席とIOCのバッハ会長。
中国 習近平国家主席
「今回の冬季オリンピックで、中国選手がいくつの金メダルを獲得するかはさほど気にしていませんが、この大会が我が国にもたらすエネルギーと活力にはとても関心があります」
国賓級の扱いで迎えられたバッハ氏ですが、その厚遇ぶりはこんなところにも・・・
記者
「こちらはオリンピックのマスコットが飾ってある公園なのですが、中の方には、実はIOCのバッハ会長の銅像が設置されているのです」
北京市民の憩いの場になっている公園に設置されたバッハ会長の銅像。今月15日に一般公開されたということです。しかし、公園を訪れている人たちは。
Q.IOC会長が誰か知っていますか?
「全然知りません」
「ロゲさんですかね?しばらく関心を持っていません」
ロゲ氏は中国では2008年の北京大会の時の会長として知られていますが、バッハ会長は今のところ、ロゲ氏ほどは知名度がないようです。
オリンピックまであと9日。中国では旧正月、春節をまもなく迎えますが。
記者
「こちら北京駅ですが、列車に乗る乗客の姿はさほど多くないように感じます」
市民
「PCR検査を何度もやらないといけないし、面倒です」
「会社から帰省しないでと言われました。地元で感染者が出れば戻れなくなりますから」
コロナの感染拡大で、帰省を控える動きが広がっているのです。これは、中国のSNSに投稿された黒竜江省ハルビン市の駅の映像です。北京からやってきた孫に、迎えに来た祖父母が上の階から飴を投げ入れています。
実は孫らが暮らすのは感染者が出た北京市海淀区で、担当者は14日間の隔離か、北京に帰るかを選ばなければならないと伝えたといいます。本来の政策では、孫らが住む場所は「低リスク地区」のため、PCR検査を受ければ移動できるはずなのですが、孫たちは祖父母と過ごすのをあきらめ、北京に帰る選択をしました。
SNS上では。
SNSへの投稿
「地方のガバナンスのレベルが低い」
中国の人にとってふるさとで家族と過ごす大切な春節の時期にも、オリンピックに向けて、あくまで「ゼロコロナ」を目指す政府の姿勢には不満の声もあがり始めています。
TBSニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4456598.html