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【韓国悲報】BTS 今年のアメリカ席巻は難しい? 米ビルボード集計方式変更は吉か凶か
世界的な人気を誇るK-POPグループ、BTS(防弾少年団)。
もはやその人気と影響力は、K-POPという枠内では説明できないほどすさまじい。
7人のメンバーが、ここまで高い知名度を手に入れた背景には、近年、アメリカのビルボードチャートで見せた輝かしい成績も一役買っている。
音楽や映画といった、大衆文化におけるアメリカのパワーを知る世界の人々の目に映るBTSは、K-POPを代表するアーティストというより、”アメリカで大人気のアーティスト”そのものなのだ。
しかし今年は、BTSの人気と知名度に暗雲が立ち込めるとの予測が出ている。もちろんその原因も、ビルボードチャートである。
去る1月25日、韓国メディアのイーデイリー(www.edaily.co.kr)は「BTS、今年もビルボードの頂点に立てるのか」という見出しを打ち立て、現在アメリカ国内で巻き起こっているある議論を紹介。
それは、ビルボードチャートの集計方式変更について。イーデイリーによると、チャート集計データの1つであった音源ダウンロード回数が、今年から変更となったようだ。
変更点をシンプルに言うと”週2件以上のダウンロードは認めない”という。すなわち、ファンが同じ週に2回以上ダウンロードをしても、”1回”とカウントする方式に変わったのである。
このような変更に踏み切った背景には、熱狂的ファンが応援しているアーティストを、ビルボードチャートで高い順位に付けるよう、同じ音源を複数回ダウンロードする事を防ぐ狙いがあると見られる。
実際、昨年のビルボード”Hot 100″で『Butter』が1位になった時、2位に付けていたアーティストとの音源ダウンロード回数に、13倍の差があったという。
もちろん、BTSの実績が熱狂的なファンの仕業だと断定できる根拠はない。しかし、彼らの人気を疑うアンチファンは、この問題--音源ダウンロードの圧倒的回数について、長い間提起してきたようだ。
他にも、ビルボード側は、
価格が3.49USD(約397円)以下のアルバムは、集計対象から除外する
価格が0.49USD(約55円)以下のミニアルバムは、集計対象から除外する
と、アルバムの販売高を上げるために、アルバム価格をディスカウントする行為にもメスを入れると伝えられた。
あたかも、BTSのビルボード席巻を阻止するかのようなビルボード側の措置に、イーデイリーはある試算を出している。
それは、音源ダウンロード回数が減少しても、BTSの”Hot 100″での1位は難しくないというもの。「(ダウンロード回数が)1/4に減っても、”Hot 100″での1位は不可能ではない。なぜなら、BTSファンは明らかに増加しているため、(昨年より)ラジオリクエスト回数や音源ストリーミングも各段に増加傾向にあるからだ」と、音源ダウンロード回数に頼らなくても、彼らの人気を支えるファンが飛躍的に増えている点を強調。
イーデイリーは最後に、あるK-POP関係者の言葉を引用し「音源ダウンロード回数が圧倒的に多いBTSには、確かに不利な措置である。ただ、その対象がBTSだけではないため、そこまで大きな打撃はないだろう‥むしろ、今までBTSに向けられていた疑惑が払拭され、その人気を立証できる絶好のチャンスだ」と締めくくっている。