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【岩田稔】ハイレベル阪神捕手争いで注目する大卒2年目「三つどもえある」
現代野球では投手との相性を考慮して、数人の捕手を併用するチームも多くなっています。ただ、投手によって相手をコロコロ替えるとなると、ベンチも気を使います。勝つための道のりに1つ手間が増えてしまう気がします。やはり正捕手を固定できるに越したことはないと考えます。
僕が戦っていた頃のライバルチームを振り返れば、落合監督が率いていた頃の中日は本当に強く感じたものです。谷繁さんがほぼ全試合マスクをかぶる。谷繁さんのリードについていけるように、投手が各自レベルを上げようと必死になる。絶対的な捕手が君臨すれば、阪神でもそういう「正の連鎖」が強まるのではないかと想像します。
梅野、坂本とは昨年まで何度もバッテリーを組ませてもらいました。配球面では2人とも甲乙つけがたい特長があります。梅野には独特のひらめきがある。その瞬間に感じたことをリードに反映させて、よく成功につながりました。一方の坂本は裏付け、根拠のある配球に安定感があります。
梅野は昨季終盤、打てなくなって出番を失った。悔しい思いをどこまで今年にぶつけてくれるのか楽しみです。坂本は逆に最後に出続ける大変さを知って、自分が越えていかないといけない「梅野隆太郎」という壁の分厚さを今まで以上に知ったはずです。2人の対決の行方は正直、現時点ではまだ予想できません。
もちろん、タイガースが優勝するためには、2人とも頑張ってもらわないといけません。もし梅野が再び正捕手に落ち着いたとしても、サブに坂本がいれば強いですから。その上、若手では有望株の栄枝も控えている。12球団全体を見渡しても、捕手の競争はハイレベルだと断言できます。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a088a0c2146cb7e386754dd8bb3f20a8de1c7cca
投手との相性によって使い分けられて、みんな休養を取りながら全員で優勝を目指せたら最高ですね!
まあ、選手の打力を生かせて、試合に出場させてあげたい首脳陣の気持ちもあっただろうけど。